こんにちは。
三重県の堀口文敏です。
皆さん、如何お過ごしでしょうか?
ようやく、梅雨明けとなり、厳しい暑さにと天候も変わり日々、寝苦しい暑さにうんざ
ですネ。
毎晩、クーラーをつけて凌いでいる方がほとんどでは無いでしょうか。
そこで、今回は、この時季、磯に出掛け最も注意すべき熱中症の対策についてご紹介し
す。
まず、釣り人の熱中症は、どんな時に発症するかご存知でしょうか。
まず、普通に考えて、炎天下の状況で汗をかき身体の水分が不足し体温が上昇した時、水分の補給不足による時が一番に考えられる発症原因なのは、皆さんご存知だと思います。
しかし、釣り人が熱中症になる原因は、これら一般的な原因よりもっと大きなリスクを抱えて磯に立っているのをご存知でしょうか。
まず、一つ目は、寝不足です。
これは、ほとんどの釣り人が、早朝4時~5時の出船に間に合う様に、自宅でほとんど睡眠を取らずに出発する方が多く、例え、余裕を持って自宅を出発して現地の港で仮眠をとってもゆっくりと休んだことにならず、かなりの寝不足気味となっています。
この様に寝不足で、炎天下に立っていると体力の消耗が早く、熱中症になる確率が高くなるのです。
だから、対策は十分な睡眠をとり、磯の日陰や風通しの良い場所で30分でも仮眠をとることが大切となるでしょう。
また、この寝不足を解消すべく、この時季には、三重県の場合は、半夜釣りがあります。
この半夜釣りは正午前に出船し日没まで竿が出せる釣りです。
しかし、この半夜釣りにも大きなリスクが潜んでいます。
睡眠は十分取って自宅を出発してきているにも関わらず、出船後、1時間~2時間で、熱中症で船長が迎えに行く事がよく有ります。
この原因は、エアコンにあるのです。
自宅から現地までの移動中の車の中で、キンキンに冷えたクーラーの効いた車内で身体が冷えていたり、仮眠所や渡船店の待合室等のエアコンで涼みながら出船を待っている事が原因です。
これは突然、炎天下に出るため、気温が急に高くなり、身体が急激な温度の変化に付いていけなく、倦怠感と異常な発汗により目眩や吐き気が襲ってきます。
対策は、出船1時間前からは、エアコンの部屋や車で過ごさず、自然の環境下で身体を慣らす事が重要なポイントです。
また、もう一つの原因は、通気性の悪い長袖です。
日焼けを嫌い、長袖で磯に上がる方がいますが、綿シャツ等は汗を吸収しますが、なかなか乾かず、体内から放出された熱が溜まってしまいこれが熱中症になるのです。
対策は、半袖を着用し腕に「アームプロテクター」を装着します。