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2012年4月26日

緑茶にしますか?それともコーヒー

春はメバル釣りで始まり、メバル釣りで終わるシーズンです。陸っぱりのメバリングも5月いっぱいは、面白い釣りが出来るのではないでしょうか。
 
さて、ここ数年の間に関西方面の乗合船のメバル釣りは、サビキ釣りが盛んになってきましたね。
 
そんな影響もあってか、鳴門サビキと呼ばれる仕掛けが人気を博しました。普通のサバ皮の擬餌針に中に、緑の皮が付いた擬餌針が3本ほど交じっていて、不思議なことに春になると、この緑の皮がついた擬餌針ばかりにメバルが掛かるのです。
 
そのわけは以前にも紹介しましたが、瀬戸内方面では春の海苔の収穫期になると緑の海苔が切れて流れ、それをメバルが食べるために、緑の皮が付いた擬餌針ばかりに食いつくのです。 このサビキ仕掛けは、海苔サビキとも呼ばれています。
 
ところが最近、発売された海苔サビキの仲間に、メバルが好む薄茶色を絶妙ブレンドで表現と銘打って、コーヒーで染めたという擬餌針が登場しました。 なぜ、コーヒーで染めた薄茶色の擬餌針がいいのか、そのわけをメーカーに聞いてみたら、こんな答が返ってきました。

収穫期の海苔は鮮やかな緑色をしているため、この時期には緑色に染めた擬餌針がいいのですが、水温が上がり海苔が種を出す季節になると、海苔から葉緑素が失われ茶色くなって枯れてしまうそうです。
 
この茶色くなった海苔でもメバルは好んで食べるので、春の遅い時期、海苔が枯れる季節には、コーヒーで染めた薄茶色の擬餌針がよくなってくるというわけです。
 
春うららの季節に防波堤からサビキ釣りでメバルを狙うとき、どんなサビキ仕掛けがいいのか迷ったときには参考にして下さい。
 
近くに海苔の養殖棚があるような場所なら、バッチリです。また、夕まずめからメバリングをしようと思うとき、どんなワームがいいのか、どんな色がいいのか迷ったときにも参考になります。
 
たとえば、緑の海苔がよく流れる季節には、D社の月下美人ビームスティックなら玉露カブラなんかがいいのではと思うし、薄茶色の枯れた海苔が流れ始めたら、D社の月下美人ビームスティック、胡麻ブラウンなどがお勧めです。
 
次回は、スピニングリールのお話です。