また、これらに混ぜる配合エサにも色々な比重や拡散性、匂いがあり、色々と試行錯誤しながらマキエサを作って挑むことでしょう。
マキエサとサシエサは、グレ釣りに欠かせないものであり「マキエサの切れ目が縁の切れ目」と言われるくらい大切なものです。
しかし、この時季のマキエサは、1つのパターンに拘らず、生オキアミ、ボイルオキアミの両方を準備し、それぞれに配合エサをブレンドし柔らかいタイプと、堅い粘りのあるタイプのマキエサを作ります。
また、生オキアミとボイルオキアミをミックスして配合エサをブレンドする3つのパターンがお薦めです。
水温やエサ取りの足の速さ、海水の濃度、グレの活性や潮の動きで使い分けると効果が倍増し、釣果UPにつながります。
だから、その日、その状況に対応出来るマキエサを最低でも3パターン準備することをお薦めしたいのです。
使い分けとしては、これから梅雨入りして、雨が海面をたたき、海面に人影が写らない時や、磯際にエサ取りがいない場合は、磯際を狙うために、海水を多めに入れた少し柔らか目に仕上げた生オキアミと配合エサのみのマキエサを使うとグレとの勝負が早いでしょう。
また、エサ取りが多い日や、タナが時間によって変化する場合は、生とボイルのミックスを使かうと効果的で、サシエサとマキエサが同調し易くになり、グレのタナの変化に生オキアミとボイルの沈下速度がそれぞれ誘い効果となり、アタリが出やすくグレのタナを見極めやすくなります。
この場合、サシエサも生オキアミ、コーティングされた「くわせオキアミスーパーハード」や、「くわせオキアミ半ボイル」をローテーションして使い分けると更に効果がアップします。
また、堅い目に仕上げたマキエサは、尾長グレ(メジナ)の絶好のポイントとなる潮目をダイレクトを攻めるために、遠投性を重視して準備するという訳です。
この様に、マキエサを3パターン準備することで、刻々と変化する梅雨時季のグレに対して安定した攻め方と好調化が望めます。
このこまめな準備がきっと結果を出してくれるはずです。