初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2015年4月23日

乗っ込みクロダイ攻略 <マキエサ編>

皆さんお元気ですか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
今回は、乗っ込みチヌに効果的な仕掛けづくりをご紹介したいと思います。
 
仕掛けづくりと一言で言っても、ライン、ハリ、ウキなど様々な仕掛けがありますが特に、重要とされるのは何でしょうか。
 
チヌ釣りに大切なのは、タナをキッチリとって仕掛けを流すという事が重要ポイントとなってきます。
 
チヌの潜む層で、その場所のタナ(底を見極める)を行い、グレ釣りの様に角度よりもとにかくタナを重視して狙うということが大切になります。
 
よって、その演出をするには、実は、この仕掛けいずれをとっても重要となってくるのです。
 
角度よりもタナというのは、仕掛けを流す時にウキから下のハリスの角度を重要視するか、また、タナを重要視して流すかがポイントとなってきます。
 
このような仕掛けづくりに効果的なのは、まずウキです。
 
ウキは、魚のアタリを取るのに大切な道具ですが、アタリを取るだけがウキの役割ではありません。
 
エサを狙ったポイント運ぶ役割、仕分けを狙ったポイントに投げ込んだり流したりする役割と、重要な役割をしてくれます。
 
そこで、チヌ釣りには、どんなウキが要求されるかというと、遠投が効き、視認性があり、どっしりと馴染んだ時にあぐらをかくような安定のある動きが効果的となります。
 
この様なウキを使うと、チヌの潜むタナに仕掛けを落ち着かせる事が出来、じっくりと仕掛けを馴染ませる事が出来るので効果的です。
 
また、ハリも重要なポイントとなります。
 
チヌの場合は、唇が厚く硬い歯が特徴となるので、エサを食べた時に掛け合わしても、上手くハリ掛かりせずに、ばらしてしまう可能性が高いのです。
 
そんな時に、何が必要かというと、ハリ先が鋭く強烈な引きにも耐える粘り強いハリが要求されます。
 
この場合、私は、OWNERバリのサスガチヌを好んで使います。
 
このハリは1本1本、針先を手作業で研がれていて、鋭いハリ先が、ガッチリとチヌの口にフッキングしてくれる優れものです。
 
また、ハリスについても、海溝や海藻の茂った場所や沈み根の周辺をポイントとして狙うため、瀬ズレに強いラインを選ぶことが必要となります。

私の経験から瀬ズレに強く、細いハリスでも、強度抜群なゴーセンのジュードというハリスです。
 
このハリスは、しなやかさがあり仕掛けの馴染みも良く、非常に強い強度と瀬ズレに強いというところが魅力的です。
 
私は、チヌに限らず、グレの大型の引きにも信頼を得られるこのハリスを好んで使っています。

これらの仕掛けを使って、仕掛けの持ち味を最大限に操作するのは、ロッドです。
 
ロッドの柔らかさ、しなやかさ、また腰の強さを利用してチヌの引き味を堪能しつつ、グイグイと海面に浮かす能力のあるロッドがチヌ釣りには必要とされます。
 
通常グレ狙いであれば、1.5号~2号を使っている方であれば、細ハリスとのバランスを考えた腰が強く粘りの強いさんを選ぶことが重要となってきます。
 
私の場合は、細ハリスとのバランスと操作性を兼ね備えた1号クラスのロッドを使用しています。
 
皆様もチヌの乗っ込みが本格化してきたこの時季、年無しサイズを狙ったり、40cmクラスの数釣りを楽しんでみては如何でしょうか。