オキアミ色の針を使わなければいけません。
オキアミが透き通っているので目立ってしまいます。
貝のむき身の場合も、あまり小さい針ならば貝のむき身の形状を維持できなくて、仕掛けの振込の際にちぎれてしまいます。
貝の場合は黒い針を使ってください。
そうやって、柔らかいエサには大きめの針を使います。
その代り、漂わさせなければいけませんので、軽い比重の細軸の針を使います。
逆の硬いエサ、押し麦やコーン、イガイ、カニなどの場合は形が崩れにくいという利点を考えると、小さな針ほど目立たず、えさが自然の状態に近くなります。
私の場合、一番小さい針を使うケースでは、袖針のようにアジ釣りに使いそうな細くて軽いものを使います。
カニの場合は、関節の付け根に軽く刺さり、貝の場合は、隙間にスッと入ります。
コーンの場合は、コーンの皮に刺しても切れにくく目立ちません。
もう一つ利点は、針は小さくとも軸が長いため、持ちやすく作業が速いのが特徴です。
では、こんな細軸の針が硬い口を持ったクロダイに刺さるかどうか・・・ですが、まず食わせることから始まるので、どこにかかるかは運みたいなところがあります。
もちろん、よくかかるのは飲み込んでしまえば喉の柔らかい部分にかかります。
飲み込んでいなく、合わせを早く入れたとき、うまくいけば唇、向こう合わせでかかった時は閂(カンヌキ)のところに刺さります。
結構がっつりかかります。
一番の難点は太いハリスがつかえません。
その針に結べないからです。
でも、クロダイは1.0号の糸でやり取りはできるので、あとは竿とのバランスです。
チヌ針の1号を使えばハリスは1.5号でも十分結べます。