初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2015年4月16日

桜も満開で春爛漫!

波止の釣りものもようやく姿を見せはじめたので、待ちに待った子供たちの釣り開幕戦です!!
 
長い長い冬の間、なかなかファミリーフィッシングのレポートができず、じりじり悶々としていた私もウキウキ!
 
春休みの一日、子供たちを連れて和歌山へ行ってきました~!
 
 
地元の釣り具店の情報によると、田ノ浦や雑賀崎周辺で稚アユが回っているとのことでした。
 
秋に卵からふ化したアユの赤ちゃんは、川から海に下って仔魚になり、稚アユまで成長すると、河口から河川を遡上しますが、その遡上の前の稚アユを狙うこの釣りは、春だけの小さな釣りです。
 
 
琵琶湖の河川でもできるので、機会があれば一度やってみたいなあと思っていたのですが、紀北で試せるならちょうどいい機会だと思いました。

のどかな和歌山雑賀崎漁港で稚アユ釣りで~す。

子供たちは、冬場は完全オフでしたので、ひさびさの釣りです。
 
のんびりと出かけて、高速を降りてから仕掛けを買って、雑賀崎漁港についたのは10時前、ゆるゆるフィッシングです(^^)
 
ぽつぽつ釣れている様子ですので、早速準備をはじめま~す。
 

ハリ数は多いですが、エダスも短くサビキになれた子供には 簡単にあつかえた小鮎仕掛け。

稚アユ釣りはじめてなので興味津々。
 
6~8本バリの小鮎仕掛けです。
 
これってアジのサビキみたいなビニールや皮とかは何もついてなくて、ビーズだけですが、ハリが平打ちになっているようで、キラキラ反射して見えました。
 
磯竿に仕掛けをつけて投入すると、すぐアタリがあり、稚アユが連でかかりました。

鈴なりで釣れてくるので子供たちも大喜びです。

置き竿にして全部のハリにかかるまで追い食いさせています(笑)

最初は1、2尾しか掛かりませんが、そこで竿を上げずに置き竿にして待っていると、掛かった稚アユがあばれるので、ほかの空バリがキラキラと光ってこれに反応して群れていた稚アユが寄ってきてさらに追い食いさせることができます。
 
子供たちもコツをつかんだら、あわてて竿に飛びつかず、全部掛かるのを見釣りしてから鈴なりで取り込むので、アッという間にバケツは稚アユでいっぱいになりました。
 
2時間足らずで大満足の大漁納竿です!

アッという間に大漁!天ぷらがいいかなあ!

川の石のコケをはむための櫛状歯が出現していて、小さくても姿形はちゃんと成魚のアユと同じなんです

稚アユはよく肥えていて大きなものでは10㎝ほどもあります。
 
よくみると特徴である櫛状歯を持っていて小さくてもちゃんとアユの姿形をしていてかわいいものです。
 
ふ化して海に降りてシラスアユから稚アユに成長するまでには、たくさんの淘汰がありますから自然の中でよくぞここまで成長したなあとちょっぴり感激いたしました。
 
やがて稚アユは、水温の変化に導かれるように、冷たい淡水が流れ込む河口にたどりつき、流れに逆らって遡上していくそうです。
 
遡上できなかった稚アユは海ではやがて死んでしまいますし、無事に川を遡る旅をはじめても、その先にはカワウや堰堤などたくさんの苦難が待ち受けています。
 
5月1日、和歌山の早い地域では鮎釣りの解禁を迎えます。
 
真夏の太陽のもと、友釣りで大きく成長するアユにまた再会できたなら…
 
感慨もひとしおだろうなあと思いました。
 
かわいいアユの子供たち、みんな大きく育って、生まれた川を上っていってね!