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最新攻略コラム

2015年4月2日

磯釣りの針②

こんにちは。
 
次第に陽気が増してきていますね。
 
桜の花が満開。
 
この時期になるといろんな魚の活性が上がってきます。
 
もちろんエサ取りも多くなってきます。
 
新子がたくさん生まれてきて、海の中もにぎやかになります。
 
 
さて今回も針のことについて書いていきましょう。
 
魚釣りと一言に行ってもいろんな釣りがあります。
 
ここでは磯釣りに特化して書いています。
 
では、磯釣りに行くときにどんな針を持っていかれますか?
 
ご自身の好みがあるでしょうけど基本的には針は自分で曲げて焼いて研いで準備していくことはありません。
 
やはり市販の袋に入った針をお持ちになることかと思いますが、ではどのような基準で針を選んでおられるか大変気になりますね。
 
①対象魚のサイズに合わせるという人。あらかじめ釣れる魚のサイズがわかっている・・・なんとなく違うような気がします。
 
②糸の太さに合わせる・・・糸が太いと太い針でないと結束力がかえって低下してしまう・・・もっともあり得ることです。
 
魚の活性に合わせる・・。このような方もおられるでしょう。
 
針は掛りどころや掛り具合によって、強度の評価も変わりますし、ひねりの応力が働いたらもろくなるのもあります。
 
強い弱いが選択の一つにあるかもしれませんが、まず針に求められるところは、魚が針にかかる前から針の役割があるということが重要なのです。
 
 
針が仕掛け全体のバランスにとっても大事であるということです。
 
自然に流すときは糸のように軽く、固定して使うときはガン玉おもりのように重く、悔いがしぶいときはエサに完全に隠れるほど小さく、魚が当たれば触れるだけでがっちりかかるそんな針が必要なのです。
 
針の形状が簡単に変えられるわけでもなく、シリーズでそろえるしかありません。
 
魚がちょっと触れるだけでがっちりかかる針はまずありません。
 
人の希望だけです。
 
鋭利な針先であることは当然ですが、魚のファーストコンタクトの小さな微妙な変化を仕掛け道具を通じて釣り人が知ることができるかどうかです。
 
そういう伝達が可能な仕掛けバランスをしていれば小さなあたりでもしっかり合わせて、その結果、「がっちりかかる」ということになります。
 
シリーズでそろえるというのは、マトリックスな表を描いてみてください。
 
縦列に重さの違いを表し横列に大きさ(軸の太さ)を表すとしましょう。
 
軽めの比重の針でも大きさが変われば重さも変わります。
 
太い針でも小さければ重さも軽くなります。
 
重さの違いで大大、大、中、小、少々の5段階、大きさの違いで同じく5段階。
 
このように置くだけでも25種類。
 
これに色に関しても要素が増えてまいります。
 
同じ号数でも、同じような軽さでも手返しを重視したもの、同じシリーズでも色の違いでカモフラージュ性を高めたもの、さらに重さを少し変えたもの、軸が短く重めにできたものなど、かなリ細かく選ぶことができます。
 
釣りは刻々と状況が変わっていく中で対応していくためたくさんの引き出しが必要です。針選びもその一つであると思います。
 
針メーカーからはグッズとして針がたくさん収納できるケースを販売していますが、かなり細かく分類わけができるようになっています。
 
しかもコンパクトにまとまってライフジャケットのポケットに収納できるようになっています。
 
どの針を準備するかは釣りをする本人しかわからないことなのです。
 
これも奥深い釣りの楽しみといえます。
 
〔続く〕