皆さん、いかがお過ごしですか。
三重県の堀口文敏です。
ようやく春らしい天気が続くようになり朝晩冷え込みも和らいできましたネ。
また、日の出、日の入り時間も長くなって春磯が待ち遠しい時季となってまいりました。
しかし、花粉症の私にとっては、非常に辛い時期の始まりとなっています。
今回は、クロダイの乗っ込みには少し早いということもあり、ちょっと一休みといった感じで、ウキの役割についてご紹介したいと思います。
ウキには、磯で使う円錐ウキや棒ウキ、堤防で使う玉ウキやカヤウキがあります。
また、紀州釣りで良く使われるカン付きウキというものもあり、玉ウキや円錐ウキの下にサルカンを取り付けたウキがよく使われます。
そこで、これらのウキには、色々な役割があるのをご存知でしょうか。
ウキの役割は何でしょうか?とお聞きした時に、皆さんは、「魚のアタリを取るためにつけるもの」と、90パーセント以上の方が答えるではないでしょうか。
もちろん、ウキの最大の役割は、魚のアタリを釣り人に伝えるという事が、1番の役割だと思います。
しかし、他にもウキには、様々な役割があります。
ウキをつけずにエサつけた状態で完全フカセ釣りで、オモリを打たない状態で仕掛けを投入したらどうなるでしょうか。
エサは、徐々に海底に沈んで行きますが、どの深さまで沈んでいっているのか、また、遠くのポイントまで流したいときなど、本当にその仕掛けが思ったところに流れているかを考えてみて下さい。
完全フカセの状態でラインとハリ、エサだけの状態で流していれば、当然どこに仕掛けが、どのような方向に流れているかを見極めるのは非常に難しいと思います。
しかし、ウキをつけることによって一定のタナをキープしながら思ったポイントに仕掛けを流すことが簡単になるのです。
また、20メートル30メートル沖の潮目を狙いたい時なども、ウキの重さを利用してタナをキープしたままエサを遠くまで投げ込むことが出来るのもウキ役割の1つと言えるでしょう。