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最新攻略コラム

2015年1月15日

寒グレ攻略(サシエサを食わせるコツ)

少し遅れましたが新年あけましておめでとうございます。 
 
三重県の堀口文敏です。
 
皆さん、初釣りはいかがだったでしょうか。
 
非常に厳しい寒さと寒波の中、まだ初釣りに行っていないと言う方もいるのではないでしょうか。
 
前回は、寒グレ攻略としてマキエサ作りをご紹介しました。
 
そして、マキエサを効果的に撒き食いの渋いグレの活性を高め、グレを目覚めさせると言う方法をご説明いたしました。
 
今回は、その続きとして、食い気が上がったグレに、いかにサシエサを食わせるかを考えてみましょう。
 
まずグレの捕食の習性を考えてみると、グレは通常エサを鯉のように吸い込んで捕食します。

しかし活性の低い時は、マキエサと同調し海面から徐々に落ちてくるサシエサを、自分の隠れ家や磯の海溝から、飛び出してエサを吸い込み捕食した後に、住処に戻っていくと言う行動を取らなくなってしまいます。
 
しかし、そんな食いの渋い活性の低いグレでも、マキエサで食い気が高かまると、何とか口を使ってくれます。
 
そこで、もう少し掘り下げて考えてみると、食いの渋い活性の低いグレは、言わば元気がないと考えて良いでしょう。
 
これを人間に例えて考えると、やはり食い気がなく元気がなく動きが鈍いと言った元気の無い時や、体調不良の時は、どうしても食べやすく柔らかく飲み込みやすい食事を好むものではないでしょうか。
 
それと同様、活性と水温が低く、食いが渋い状態になっているグレに違和感なくサシエサを食わす方法として、やはり柔らかく食べやすく吸い込みやすいサシエサが一番だと考えられます。
 
そこで、この様に、食いの渋い活性の低いグレにサシエサを食わす方策は、まず通常使うオキアミをムキミにして柔らかく吸い込みやすい状態に工夫する必要があると考えます。
 
また、吸い込みやすく食べやすくするには、お年寄りでも子供でも、また体調不良の成人でも食べやすく細くしてやることで、スムーズに食べることができますよネ。
 
その考え方と同様、サシエサもサシエサの中から、出来る限り小さい粒のオキアミを選び一口で、吸い込める様に工夫をします。
 
そして、サシエサだけでなく、サシエサのサイズに合ったハリを選ぶのも重要なポイントとなります。
 
いくらサシエサを小さくしても、ハリが活性の高い状態の時に使用する7号、8号といった大きなハリを使えば何の効果もありません。
 
私がこの時期、食いが渋く活性の低いグレを食わすには、通常Lサイズのオキアミを使っているのであれば、この時季のサシエサのサイズは、Sサイズに一気にサイズダウンさせます。
 
また、時には、サシアミエビを使うといった工夫もしています。
 
そして、サシエサのサイズに合ったハリを選択して使用するようにしています。
 
これこそが活性の低い食いの渋いグレをスムーズに食わせる大切な工夫だと私は考えています。

写真は、私が、この時季に好んで使うマルキューの「くわせオキアミアジS」や小さくちぎり少しずつハリにつけることができる「特鮮むきエビ」です。
 
またハリは、オーナーバリから発売されている元輝グレの3号、2号と非常に小さい針を好んで使うようにしています。
 
皆さんも活性の低い渋りのグレに何とかサシエサを工夫して食わせてみはいかがでしょうかこの時期は、食わせてなんぼの世界だと思います。
 
次回はせっかく食わせたグレをうまく取り込む方法を紹介したいと考えています。
 
では、次回をお楽しみに。