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2015年1月8日

スミイカのデッドエギング

東京湾のスミイカ釣りといえば、テンヤにシャコのエサを縛り付け、それをシャクリ続けながらイカを乗せる釣り方が定番だ。
 
 
ところが東京湾に負けず劣らずスミイカが多い紀伊半島の北部や大阪湾、瀬戸内海ではなぜか東京湾のように遊漁としてのスミイカ釣りが発達しなかったのだ。
 
 
ところが近年、釣りの面白さとイカの美味しさが認知されるようになって、瀬戸内海や紀伊半島の北部で、乗合船の釣りとして楽しめるようになった。
 
これが、もっともっと広がりを見せて欲しいものである。

さて、スミイカ釣りの本場、東京湾でも定番のシャコテンヤの釣りからエギを使ったデッドエギングと呼ばれる釣りがじわじわ浸透し始めているようだし、シャコテンヤの釣りの歴史がなかった関西では、スタートからデッドエギングの釣りが広まったが、中オモリ方式からさらに進化した釣り方が主流になりつつあるようだ。
 
 
そこで、今回はデッドエギングのキモとも言うべき釣り方を紹介しておこう。
 
 
中オモリが着底したら、素速くリールを巻いて1mほど底を切る。
 
リーダーの長さは1ヒロ前後が基本だから、潮の流れでリーダーが斜めになる分を計算して1mほど底を切ったとすると、エギは底すれすれを漂っているはずである。
 
 
エギをこの状態を保ちながら竿先を最も見やすい位置まで戻し、イカが乗るのを待つ。
 
イカの活性が高いときは、しゃくらなくても乗ってくるが、乗りが悪いときには1分に1回ぐらいは、大きくしゃくってエギをフォールさせ、乗せるようにする。
 
 
常に竿先を注視してアタリを取るのが基本で、そのために竿先を見やすい位置にキープしておく。
 
モソッとした感触のあと竿先が1、2cmフッと入る。
 
これがスミイカのアタリだ。
 
その瞬間にすっと竿を立てしっかりイカを掛ける。
 
 
もちろんしゃくったときにズシンとした手応えがあれば、イカが乗っているのだがアタリを捕らえて掛けたのとは、面白みが違うのだ。
 
スミイカが触腕を伸ばしエギにちょっかいを出している前アタリが分かるようになったら、釣りがさらに面白くなるのだ。
 
 
竿先にアタリが出ても乗らなかったときは、一度、小さくしゃくったあと竿は動かさずにエギをデッドエギング状態にしておくと、またイカが乗ってくる。
 
 
イカの重みを感じても乗らなかったとき、直ぐにエギを回収してカンナの部分を要チェック。
 
イカの触腕に付いている吸盤が取れてカンナの部分に残っていると、イカの乗りが悪くなるから、必ずブラシなどで掃除してから放り込むことだ。