潮汐とは、干潮とか満潮を繰り返す海のリズムを指す言葉だ。
では、どうして潮汐が起こるのだろうか。
簡単にいえば月と太陽の引力によって引き起こされる。
話を簡単にするために地球がすべて海でおおわれていて水深も同じだとしよう。
引力の影響は太陽も月も同じなので、月を例にとって話を進めると、月がある側の海面は月の引力で大きく盛り上がる。
これが満潮だ。
では月がある側の反対側、つまり真裏はどうか。
こちらは月から最も遠くなるので月の引力が弱い。
しかし、地球が自転しているので月の引力が弱い分だけ遠心力が働き、月がある側と同じように水面が盛り上がる。
だからこちら側も満潮になるわけだ。
月がある側とその反対側で海面が盛り上がると、地球全体の海水が細長い楕円になる。
そして、その楕円の一番細い部分が干潮になるわけだ。
そして、その楕円の一番細い部分が干潮になるわけだ。
たとえば真北に月があると、北と南が満潮になり東と西が干潮というわけだ。
地球は一日に1回自転しているので、この公式でいけば満潮と干潮は1日で2回ずつあることになるが、月の公転が地球の自転の時間とずれているため、満潮、干潮とも毎日50分ずつずれていく。
地球は一日に1回自転しているので、この公式でいけば満潮と干潮は1日で2回ずつあることになるが、月の公転が地球の自転の時間とずれているため、満潮、干潮とも毎日50分ずつずれていく。
これは、地球がすべて海水でおおわれていて水深も同じという仮定にたってのことで、実際には地形や水深の違いによって干満の時間が大幅にずれることが多い。