釣りをしていて必ずお目にかかるのが本命でない魚。
当然ありますよね。
本命というのはその釣り人にとって主観的に見てのターゲットのことですから、それ以外に釣れて来るのは外道という言い方をします。
この表現がふさわしいのかどうかは置いといて、本命の魚以外でも本命並みの何かがあるから外道と言っています。
たとえば、引き味、人気度等です。
イサキを狙っていて鯛が釣れる・・・よくある話ですが鯛は外道です。
グレを狙っていてチヌが釣れる。
これもよくある話です。
これもよくある話です。
その逆もあります。
グレを狙っていてイスズミが釣れた・・・。
グレを狙っていてイスズミが釣れた・・・。
キスを狙っていてカレイが釣れた。
石鯛を狙っていてうつぼが釣れた。
石鯛を狙っていてうつぼが釣れた。
最後の表現の釣れ方は人によってはウツボが招かざる客になります。
餌はなくなるわ、始末に困るわ、たべないし・・・ということで招かざる客になります。
イスズミの場合も近いものがあります。
地域によっては珍重されますが大抵は外道というより招かざる客です。
あくまで釣り人の主観的な見方です。
狙ったグレと同サイズのイスズミが釣れるとグレは魚拓を取るがイスズミはとらないということもあるでしょう。
釣り人が勝手にランク付けをしています。
場合によってはそれが餌取りとなるときがあります。
そう言ったお持ち帰りしない魚でしかも無数にいてなかなか本命に出会えないと餌だけ取っていくので釣り人は餌取りの称号を与えています。
釣り人同士が釣りの困難さを語り合う時、丁度いい表現なのです。
磯釣りではおなじみのネンブツダイ、キタマクラ、小サバ、フグの部類等があります。
ただ餌取りでも名人級のカワハギに関しては美味しいということから餌取りの嫌われないランキングで言うと1位かもしれません。
嫌われ度で言うとキタマクラ、フグの部類。
ハオコゼ等毒魚がそのようです。
ハオコゼ等毒魚がそのようです。
釣れた餌取りを放つ時、海に帰す際に岩に引っかかったとします。
トンビ等が上空から釣り人のおこぼれを狙っていて、引っかかった際に奪いに来ます。
しかし毒のある魚は見極めています。
一度はつかんでもぽいっと離してしまいます。
一度はつかんでもぽいっと離してしまいます。
さすがに鳥にもよく思われていない魚達。
気の毒ですが魚にとっては最高の生き延びる手段を得ているわけです。
気の毒ですが魚にとっては最高の生き延びる手段を得ているわけです。
少しそれましたが、釣りをしていて必ず会える餌取りと招かざる客、うまく付き合うには、又かわすにはどうしたらいいでしょうか。
ではまた次回。