狙うポイントは、かなり多く存在します。
日頃、立ち入りできないところも、船からなら問題がない場合が多いので、(問題がないかどうか、事前にチェックすることが必要です。)陸続きの立入り禁止区域の岸壁や、橋脚、上がケーソン下がパイル鋼管で支えられているドルフィン、陸から突き出た構築物、コンテナバースなどチヌが居着いていて、釣り人にすれていないポイントを選びます。
操船力も、船をコントロールする技術の差で釣果が変わってきますので、重要なポイントといえるでしょう。
タックルは、日頃一文字やスリットなどで使う物とは少し違います。
基本は目印仕掛けのない、ヘチ釣りスタイルで前を狙います。竿は35~40、テレガイド、胴の強いしっかりとした竿を使います。
道糸はPEやナイロンでも良いのですが、私はフロロカーボンのオレンジ着色の糸を使用しています。
2.5号~4.5号。
フロロカーボンは吸水率がほぼゼロに近いので、糸が竿にベタつかず、糸を出して前を狙うのには最適だからです。
ただナイロンのように伸びないので、竿の強さとのバランスを考えて、ハリスの号数を決定しましょう。
ハリスは2号から6号ぐらいまで揃えて狙う魚種、障害物の有る無しで選択するようにしています。
針は通常、グレ針5号を使っていますが、ベイチヌの場合は7号を使うようにしています。
狙う魚種と言いましたが、場所によっては落とし込みのエサと仕掛けで真鯛や石鯛などを釣り上げることが可能です。
特に潮流のある大きな橋脚などにはチヌ以外に石鯛や真鯛も寄り付いていることが多いのです。
使うエサはその時のメインのエサを中心に使いますが、エサの大きさはケーソンなどで使うよりも大きめのエサを使います。
出来るだけアピールの効果が高いようにするのです。
次回は 黒鯛道65 「茅渟の海、釣行記」 その9、ベイチヌⅡ を予定しています。