初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2014年8月7日

夏の釣り2

またもや大型の台風が向かってきています。
 
これまで被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。
 
また、台風の進路とはかなり遠方に離れている地域でも、気圧の影響で大雨が降り土砂災害を引き起こしています。
 
これからも台風から遠い地域の方も引き続き警戒をなさってください。
 
 
さて夏の釣りは日照時間が長いので午前の釣りと午後の釣りを分けている地域があります。
 
半夜釣りとか夕釣り等と言っています。
 
体にとっても朝釣りより夕釣りの方が体力を消耗しないと言われています。
 
磯にわたって間もなく太陽の容赦ない日照は時間を追うごとにどんどん強くなっていきます。
 
体はますます汗をかきどんどん体力を消耗します。
 
午前9時にはもう限界というようなことだってあります。
 
上昇気流は照りつけた地面の熱い空気をどんどん持ち上げるので温室効果になって行きます。
 
対照的に夕釣りは体力のあるうちに磯にわたり徐々に斜陽化していることで気温も徐々に下がって行きそれに伴って気温が下がり上空の冷たい空気が降りてきます。
 
夕風が吹けば結構涼しいものです。
 
海中もそれに近いようで光が海中に直角に刺す間はいわゆる餌取りが多く、逆に夕釣りになると次第に餌取りも少なくなって来ます。
 
つまり大型魚が釣れる可能性が大変高くなります。
 
夏の磯での狙い目はいろんな魚がありますが、我々を楽しませてくれるのが、精悍な尾長グレ(メジナ)です。
 

同じくして釣れるのがアイゴ、サンノ字、シマアジ、イサキです。いずれも浅いタナでヒットするので楽しいことこの上ありません。
 
しかし本命の尾長グレはシャープな引きで絞り込んでいくので、私の場合、掛かった時の気の抜けなさは他の魚と面白さで差がつきます。
 
馬力だけで言うとサンノ字等は本当に強く引きます。
 
しかしおチョボ口の堅いところにフックが刺さればハリスを切られることもないし引きの強さの割に案外スムーズに上がってきます。
 
イサキなどは最初のアタリが大きく、ウキの消し込みも派手なのでウキ釣りの場合みて楽しい釣りになります。
 
強引さはないのですが食べておいしいので結構重宝する魚です。
 
 
引尾長グレは引きも強いし、動きもシャープで、簡単に糸を切っていく鋭いえらをもっています。
 
磯に潜る習性もあって、根(シモリ)にあたって切られることもあります。
 
夕釣りの場合、魚の活性が高くなることが多く少々の太さの糸であれば警戒心より食い気でバンバンあたってきます。
 
そうなると竿も糸にあったものを使えば自ずと強いタックルで挑めます。
 
 
私が行く磯ではこの時期平均40~50㌢クラスの尾長グレがターゲットです。
 
竿は1.75号~2号クラスでハリスは2.5号~3.5号辺りを準備していきます。
 
道糸も同じです。
 
針はグレ針の8号、こんな仕掛けなので辺りがあった後はかなり強引にやり取りをします。

相手が根に突っ込むと、たとえ3号でも切ってしまいます。
 
朝釣りは暑くなって喉が渇いて餌取りに悩まされて意識も遠のきモチベーションは下がる一方。
 
夕釣りは逆に集中して釣人本人が熱くなって、興奮していきます。
 
そんな理由から夏の釣りは夕釣りがほとんどという方はたくさん居られるでしょう。
 
注意して頂きたいことがあります。
 
夏の夕釣りは突発的な夕立に見舞われることがあります。
 
体が冷えてしまっては2次的疾病になりかねないので、合羽は必ず持って行きましょう。