初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2014年6月26日

春イカの居場所は?

産卵をひかえた大型のアオリイカを春イカとか種イカと呼びます。
 
春イカというのは、寒い冬の間、水温の安定した深場へ落ちていたアオリイカが水温の上昇とともに産卵のために浅場へとやってくるために名付けられたのでしょう。
 
種イカというのは、オス、メスともに産卵できる状態になったイカの呼び名ですよね。 

春イカの特長は、キロオーバーの大型が多いことに加えて、子孫を残すために産卵という一生に一度の大イベントをこなすため、非常にデリケートになっていることなんです。 

このあたりのことを考えながら、ヤエン釣りやエギングで春イカを狙うときのポイントと釣り方などを考えてみたいと思います。

さて、アオリイカが産卵するのは、ホンダワラなどの海藻の根元やサンゴ類の間などです。

水深5mぐらいの浅場で産卵するものもいますが、平均すると15~25mぐらいの水深がある場所がいいようです。
 
 
春イカは特にしっかり居場所を把握して攻めないと釣れないので、ポイント選びが特に特に大切です。
 
水深は前記したような深さで潮通しがよく、なおかつ海藻がよく繁茂しているような場所が1級ポイントといえるでしょう。
 
アオリイカは、水温が14度を超えるようになると産卵を始めます。
 
特にペアリングしてしまったイカは普段より神経質になるのか、なかなかエサや餌木を追ってくれません。
 
ですからペアリングする前や産卵を始める前に釣りに出かけて下さい。
 
産卵は、大潮のときに行われるので、大潮に入る前の中潮あたりに釣行するのがいいのかも知れません。 
 
ヤエン釣りのときは、ポイントをしっかり把握したら、エサの小アジを狙った場所へ投入してポイントの周りで泳がせるだけでいいのですが、エギングの場合は、少し事情が変わってきますね。
 
春イカの攻め方は、底を意識する。
誘いはゆったりしたリズムで。
餌木は出来るだけロングステイ。
 
この3つがポイントになるといわれています。
 
餌木の動きに緩急をつけ激しく動かす釣り方は、秋の小型のアオリイカには効果があるかも知れませんが、成長して知恵のついた春イカにはあまり効果がないともいわれます。 

底にある海藻周りのポイントを意識しながら、深く餌木を沈めてゆったりしたリズムでしゃくる、これが春イカ攻略の決め手になることが多いのです。
 
チョイスする餌木は、まずは定石通り朝夕のまずめ時は赤金のテープ巻き、日中はピンクマーブル系から攻めてみるのがいいでしょう。
 
あとは、諸条件を考えつつ餌木をローテーションしていけばいいのです。