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2014年5月22日

エビ撒いてメバル釣りのコツは?

春告魚の別名があるようにメバルは春から初夏かけてがベストシーズンの魚です。
 
小魚やエビなどが好物なので、関西ではシラサエビを撒き、同じエサをサシエで釣るのが一般的です。
 
そこで、エビを撒きながらメバルを狙うときに気をつけたいことをいくつか挙げておきましょう。

シラサエビは海面に撒くと底に向けて泳がず、クモの子を散らすように広がってしまうので、狙うタナが深いときは、軽く手でにぎるか、マキエシャクの中で軽く振って仮死状態にしてから撒くと効果的です。
 
ポイントが決まり仕掛けの用意ができても、いきなり竿を出すのはやめましょう。
 
そこにメバルがいれば1投目から食ってくることがありますが、その食いは長続きしません。
 
じっくり慎重にマキエをして浮かせたメバルは、エサの味を覚えていてなかなか群れが散りません。
 
ところがマキエなしで釣れたメバルは、他の魚が警戒して群れがすぐに散ってしまうからです。
 
 
どんな釣りでもそうですが、マキエは少量を根気よく撒くが鉄則です。
 
一度に大量に撒いても、その効果は持続しません。
 
生きエビを撒くときは一度に4、5匹ずつが理想的でしょう。
 
竿を出す前に最低15~20分はマキエを続けてください。
 
このとき潮の速さやマキエがたまる場所を計算に入れて、その潮上からマキエをするのがセオリーです。
 
マキエが効果的だと、20分もすればメバルは浮いてきます。
 
底より少し上でエサを拾うメバルの姿がちらちらと確認できるようなら上出来です。
 
この状態になってから初めて竿を出します。
 
潮上に仕掛けを振り込んだら、ウキがなじむのを待って道糸を張ります。
 
そのまま仕掛けを流し続けても食うのですが、メバルは動くエサに弱いので、誘いをかけた方が効果的でしょう。
 
誘い方のパターンは二通りあります。
 
ひとつは潮に乗せてウキを流しながら、ときどき道糸を張ってウキにブレーキをかける方法。
 
流れているウキを止めると、潮に押されて仕掛けが舞い上がり、ゆっくりですがサシエが動くために、それにつられてメバルが飛びつくのです。
 
潮が速い場所では、この方法がわりあい有効で、1㍍ほどウキを流したら止めを繰り返すことが大切ですね。
 
潮の動きが悪いときは、竿先の操作でウキを引っ張って誘います。
 
この方法もウキにブレーキをかける誘いとさほど変わりませんが、どうしてもアクションが大きくなるので、朝まずめや夕まずめなど、メバルの活性が高いときに有効です。

この誘いは、潮に乗ってれるウキにブレーキをかけ、ウキの流れを止めてから操作します。
 
ウキの流れを止めると仕掛けが先行するためウキが斜めになります。
 
このとき潮上に竿先を向けて、30㌢ほどウキを引っ張ってやります。
 
ウキを引いている最中にググッとアタリが出ることもありますが、たいていは、誘っていた竿先を止め、斜めになっていたウキがふっと戻る瞬間に、すうっとウキを沈めていくアタリが多いものです。
 
このときメバルはエサをくわえているだけで、しっかり食っていないことが多く、早アワセしても掛かりません。
 
ウキが十分に沈んでから、聞き合わせの感じで竿を立ててみてください。
 
その後にググッと来るようならハリに掛かっています。