カモフラージュ(カムフラージュともいいます)はフランス語で、周囲の風景に溶け込むことにより、敵の目を欺き発見されないようにする方法のことです。
戦争に使われる戦車や戦艦、航空機や兵器などでもお馴染みで迷彩を施したものがカモフラージュですね。
ところが魚の世界にも実に見事なカムフラージュをするものがいます。
たとえば、海底の砂の色と同調し、ときには砂の中に潜り込んだりしてエサにする小魚や敵を欺いたりするカレイやヒラメなども、海底の魔術師と呼びたくなるほど見事なカムフラージュを見せてくれます。
また、カレイやヒラメなどの底棲魚ではなくて、広い大海原を自由に泳ぎ回るブリやカンパチ、ヒラマサなど青物と呼ばれる魚たちも魔術師並のカモフラージュを見せてくれます。
これらの魚に共通しているのは、泳ぐスピードが速くて、背が青く腹が白いことですね。