ギヤボックスカバーにも塩害がありました。
クリーニングできれいになりましたが、すべての写真からもわかるように、いくら海水用リールでも内部へは意外と塩水が浸入しています。
今回のオーナーは、オフショアアングラーということで、リールを釣行後に水洗いするという作業はきっちり行っておられたのですが、その後陰干しするだけで、注油作業は全く行っていないということでした。
リョウガの場合、構造上エンジン内部に塩水が進入します。
面倒でも、一度スプールを外して、目視できるベアリングは1 滴でいいので注油していれば、ベアリングの磨耗は防げたかもしれません。
また、スプールの内側の塩を綿棒などでクリーニングすれば、かなり効果は出たはずです。
以前にご紹介したメンテナンス方法をご参考に、釣行毎、面倒だとは思いますが、セルフメンテをしっかりやりましょう!
それでも不具合が出てしまったときは、素直にメーカーオーバーホール、業者へのオーバーホール依頼をおすすめいたします!
次回も引き続き、リールチューニング最新攻略!~チューニング・メンテナンス実例~をお送りする予定です。
お楽しみに!