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最新攻略コラム

2014年3月20日

体色で分かるイカのやる気度

これから旬を迎えるのがコウイカやカミナリイカです。

コウイカは、関東ではスミイカ、関西ではハリイカと呼ばれることが多いですね。
 
そして、カミナリイカといえば、背に銭形の紋があるためモウゴウイカと呼ばれるコウイカの仲間です。
 
 
どちらも砂と泥が交じったような海底に多く、エビやシャコ、カニなどの甲殻類を主食にしています。
 
 
関東では、東京湾のスミイカ釣りが有名ですが関西では、和歌山県美浜町の日ノ岬沖がスミイカとモンゴウイカの好釣り場です。
 
 
地元でヌウと呼ぶ砂泥底の海底がどこまでも続いていて、そこにイカが数多く生息しているのです。
 
 
スミイカやモンゴウイカの美味しさにつられて、毎年、釣りに出かけるのですが、なぜか今年はイカの乗りが悪く惨敗でした。
 
なぜなんだろうと疑問を持つのは当然です。
 
それまで、こんなに釣れなかった年はなかったからです。

そこで、悪かった原因を船長に聞いてみたところ、面白い答が返ってきました。
 
釣れたイカの腹が白かったら、そのイカはやる気があって泳ぎ回りながらエサを探しているからエギにもよく乗ってくるが、腹が体色と同じような褐色をしていたら泥の中に潜って休んでいたイカで、やる気がなくエギに乗ってもよく外れるそうです。
 
 
この日釣れたイカは、確かに腹が褐色のものが多かったので、原因は分からないけど、イカにやる気がなかったから釣れなかったそうです。
 
自然の摂理は複雑ですから簡単に答が見つからないでしょうが、人間のやる気度も顔色で判断できたら面白いのにね。
 
 
さて、イカ釣りは面白いのですが、やっかいなのはイカの墨です。
 
特にスミイカはその呼び名通りほかのイカに比べてスミ袋が大きく、大量のスミを吐くので被害にあった方も多いのでは?。
 
 
そこで、スミイカにスミを吐かせない必殺技を紹介しておきましょう。
 
 
まず、イカが掛かったら取り込むまでイカを怒らせないことです。
 
怒らせるといつまでもスミを吐き続けます。
 
ですから、取り込んだイカは船の甲板の上にドンと置いたりしないでください。
 
置くときには優しく、そっとです。
 
テンヤや餌木を外すときも同じようにしてくださいね。
 
 
イカを優しくつかみスミを吐く水管を船の外(海側)へ向けて外してください。
 
テンヤや餌木がが外れたら、水管を海に向けたままイカを舷側の上に乗せ、上から強く押さえてください。
 
怒らせなければ、このときイカは海水だけを吐きます。
 
なるべく多く海水を吐かせて下さい。
 
 
実は、イカは海水にスミを混ぜて吐くので体内に海水がなくなるとイカはスミが吐けなくなるのです。
 
この状態にしてビニール袋に入れ、クーラーで保管しておくと、スミを出さずに綺麗に持ち帰ることができます。