2014年3月13日
チューニング・メンテナンス実例~ダイワ トーナメントエアリティ オーバーホールとチューニング
皆さんこんにちは(^-^)
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
前回に引き続き、当社で実際に施工させていただいたリールのオーバーホールやカスタムの実例をご紹介いたします。
今回は、ダイワのトーナメントエアリティのオーバーホールと、ベアリング追加のチューニングについてご紹介いたします。
オーナーからのご依頼内容
特に問題はないが、長く使ってきたのでオーバーホールをお願いしたい。
ついでに、フルベアリングチューンも施工してほしい。
オーバーホール作業
分解を始めて、回転枠を取り外してびっくり!
回転枠の穴は、注油口ではありません(笑
エンジン内部には浸透しませんので、まったく意味をなさない注油方法です。
オーナーさんには、写真を添えてご説明しました。
写真は分解途中ですが、当社ではすべての部品を完全に分解し、脱脂洗浄・グリスアップ・オイルアップ・調整までのフルオーバーホールを行います。
このときに、ベアリングや部品などの不具合があった場合は、オーナーさんとご相談の上、部品交換を行います。
今回は、不具合部品は全くありませんでした。
オーナーさんご希望の、チューニング作業も平行して行います。
トーナメントエアリティの場合は、ウォームシャフト後方に写真のような「カラー」が入っています。
これを、ベアリング2 個に交換することで、ウォームシャフトの回転効率が数段にあがります。
写真のこの部分と、
この部分に、ベアリングを装着。
合計2 個追加してチューニング完了です!
古い機種でもきちんと手を入れてあげれば、リールは長持ちします。
ビッグワンを手にしたタックルはいつまでも大切に使って欲しいですね。
今回のように、オーバーホールついでにチューンアップすることで、再度リールに対す思い入れを深めていただけたら、技術者としてもうれしい限りです。
次回も引き続き、リールチューニング最新攻略!~チューニング・メンテナンス実例~
をお送りする予定です。お楽しみに!
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