磯釣りというのは、地域によってウキを使ったり、使わなかったり。
大きなゆったりとした流れのあるところでは、ウキを使わなくとも魚の居場所に餌を到達できるので、針とハリスだけで流れに任せて流し込んでいくいわゆる本来のサビキ釣りができます。
鯵やサバを波止で釣るサビキ釣りとは異なります。
ところが潮が動かないとき、あるいは動かない場所等でポイントを作りポイントに仕掛けを入れていくにはどうしてもウキの存在が必要不可欠になって行きます。
ウキの役目は
1)仕掛けを飛ばす
2)潮に乗せる
3)仕掛けの場所を知らせる
4)アタリを取る
5)仕掛けを回収する
と言ったような役目があります。
では仕掛けを飛ばすには大きければいいのかというとそうではありません。
竿のしなり、テンションとあっていないと遠くには飛ばないし、ピンポイントに投入が難しくなります。
雨が降っている時などどうしても道糸が竿にくっつき遠投ができません。
そう言った時でも大きければいいという訳でなく小さな体積で重さ(質量)のあるものを選びます。
では潮に乗せるにはどうしたらいいか。
大きければ潮の抵抗をよく受けるでしょう。
しかしただぷっかり浮いていては風の抵抗も受けますし、魚が食った時の違和感も相当あるでしょう。
しかも表面の潮と海中の潮とでは速度や流れる方向が異なることが当たり前です。
撒いた餌と同調させるにはどうしても魚の食いつくタナに仕掛けを届けて撒き餌と同じ速度で流れることもできるウキを選ぶことが大切になります。
小粒の場合はいよいよ魚の食い込み時の違和感を無くすことに重点が置かれます。
しかし操作性、視認性では難しくなります。
ある程度の潮のり抵抗の負荷を持ったウキであり、潮を受けると同じように仕掛けを引っ張るだけの体積が必要となります。
親指くらいの大きさが主流ではないでしょうか。
浮力はかなり抑えられて、付ける仕掛けとのバランスで、多種多様なサイズが必要となります。
現代のウキはかなり進化して細かく重さわけがしてあります。