さて、寒グレも最終戦となって来ました。
今シーズンは、数はあまり出ていませんが、大型が比較的多く釣れた様な気がします。
やはり大型と言えば、引きも強く、食べても脂がのっていて最高ですよネ。
しかし、それだけの魅力を兼ね備えた大型は、今まで生きてきた中で、色々な経験をしています。
釣り人が磯に上がりマキエサを撒く時間帯や、そのマキエサに誘われて釣り上げられていく仲間を目にしたものや、時には、自分自身が釣り針に掛かり、命からがらラインを切って逃げた経験のスレッカラシのグレも少なくは無いはずです。
そんな警戒心が強く何か身に危険を感じたらすぐさま住処に隠れる大型だからこそ、違和感の無い自然に近い状態でサシエサを食わせなければならないのです。
それには、仕掛け作り、ラインの細い太いの関係とバランス、マキエサの撒き方やマキエサと自然の状態で仕掛けを同調させるウキや、流し方など数え切れない程の攻略があります。
そんな中でも、私は、いかにウキにアタリを出すか、どれだけ早く生物反応のあるタナを探り当てるかが重要で、エサ取りでも何でもかまわないのです。
この寒の水温の低い時季で、活性の低い生物たちの反応をいち早く知る事が大切だと考えています。
それには、その日の状況や、その日上がった磯に合ったウキ選びが重要です。
何故なら、魚の反応や、魚が一番好んで回遊しているタナを教えてくれるのは、ウキだからです。
また、足下から超遠投ポイントまでサシエサや仕掛けを運んでくれる役目をするのもウキだからです。
では、何を基準にその日使用するウキを選択すれば良いのでしょう。