海の水温は陸上より2ヶ月遅れと言われます。
現在が2月なので今からさかのぼって2か月前だと陸上は12月です。
さて12月の気温は安定していたでしょうか。
さて12月の気温は安定していたでしょうか。
もし12月の気温が安定していたらきっと海の中も落ち着いた状態だと推測できるのですが、昨年の年末は大変不安定な気温と水温の変化はかなり大きかったと思います。
一日のうちに4度くらい差があることは当たり前のように多かったと思います。
時には10度くらいの差がある日もありました。
そのままの温度が顕著に反映されるわけではありませんが、仮に一日のうち4度温度が変わるということは、人に置き換えると体温が一日のうちに4度変わるということになります。
人であればもう大変なんなことです。
最近またはやっているインフルエンザやノロウィルスのように、発症してから急激に体温の変化が生じます。
果たしてその状況が心地いいでしょうか・・・。
そんなことがあるわけもなく、人の立場で考えると意識がもうろうとなってしまうほどのことではないでしょうか。
そんな環境下にあったとしたら魚も当然順応できないもので、当然動作も鈍くなり、捕食行動にまで移ることができるかどうか。
急激な水温の変化は潮流によってもたらされますので、魚はじっと耐えるか逃げるかしかありません。
仮にじっと耐えているとしたら、人が釣り糸を垂れても釣れて来ることはないと思われます。
水温の変化に強い魚が釣れて来るばかりと思われます。
もう一つ食い渋りの紐解きをしますと、魚の警戒心の度合いにもよることが多いと思われます。
環境が合わず警戒心を増している時の話は以前行いましたが、その時食べることの餌であるかどうかも十です。
メジナ釣りの場合、ほとんどの餌はオキアミです。
オキアミは大好物であるき後は思いますが、それは釣り餌としてオキアミの使いやすさから人がそう思っているだけで、本来は釣り場、季節、水温等によって使い分けられれば、もっと釣れるのではないかと思われます。
海上釣り堀などを例にとれば、同じ環境下に居て水温が変わっても逃げることはできずかなりストレスを持った状態の時があったとします。
そんな時のため釣り人はあらゆる餌を工夫して持って行きます。
何に興味を示すかわからないからいろいろ持って行くわけです。
磯釣りでオキアミしか刺し餌を持っていないとどうやって興味を持たせるかということになってしまいます。
良くやられる手段に、
①小粒のオキアミを使う。
・・これは大食漢ではなかろうと思う人の心理
②オキアミの皮をむいて使う。
・・これは人がやんでいる時に硬いの食べ物と軟らかい食べ物とどちらが食べやすいかとという人の心理
③オキアミの頭を取って使う。
・・これは前述と同じで頭は硬いだろう、形が無駄に大きくなるという人の心理から来るもの。
もっと凄い見方をすれば頭に比べて胴体が食べるところが多い・・・
これも人の食生活から車エビなどに想定して言っていること。
上記のように釣り人側の心理からいろいろな方法で釣りを展開される方は少なくありません。
別な見方をすると
④針がきれいに隠れるように・・
これは魚に自然な状態を見せるためで食いが渋い時針が見えていたら更に食わないということは十分考えられます。
⑤ハリスを細くする。
・・これは潮流に自然に乗せるためと目立たなくすると言うことでかなり重要な要素になっています。
魚の食いが渋い時は人の心理からと餌として魚がとらえるかという部分と環境の変化と場所などいろいろな角度から考えながら釣りをするということになります。
釣り本来の楽しみはこういうところにあって漁師さんとは全く違うのです。
だから釣れない日でも考え方を変えると、大変楽しいものになります。