落とし込み釣りでチヌを狙う場合、季節や場所、中心となるタナなどによって、どんなタックルで攻めるかが決まります。
沖提の場合、それが一文字ケーソンなのか障害物が多いスリットケーソンなのかによって、竿の素材や強さ、目印の有る無しなどを決めていきます。
選択するタックルは、基本的には目的を達成するための機能面を第一に考えるのが普通ですが、私の場合は釣趣を考慮して、時々和竿を使うことがあります。
手に持った時の感覚や、胴調子の竹竿にチヌを掛けて浮かしていくときの独特の粘りのある釣り味は、カーボン主流の落とし込み竿にはないものがあるのです。