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2014年2月13日

観天望気

観天望気

観天望気(かんてんぼうき)とは、雲や風の動きなどを観察して、経験をもとに天気を予測することですね。
 
古くから海で生活する漁師が観天望気の達人といわれてきました。
 
漁師は自分が生活の場としている近在の海では、90%近い確率で天気を予測することが出来るそうです。
 
こうなると気象予報士など必要ありませんね。(笑)
 

昔からお天気に関する言い伝えは数多くあります。
 
その中から分かりやすい言い伝えをいくつか紹介しておきましょう。
 
まずは、いいお天気になるといわれる言い伝えから。

朝霧は日中も晴れる

霧は風が弱くよく晴れた夜から朝にかけて、地面が冷え空気中の水蒸気が水の粒になることから発生します。
 
こういう日は日中も晴れの日が多いのです。
 

霜が降りたときは晴れる

これも霧が出たときと同じですね。
 
霜は夜からよく晴れ上がり、朝にかけて冷え込んだときにできます。
 
こんな日は日中もよく晴れることが多いのです。
 

夕方に出る虹は翌日晴れる

夕方に東の空に虹が出たときは、東の空に雨粒が浮いていて西の空には雲がないということですね。
 
天気は西から東へと移っていくので、西の空に雲がなければ翌日は晴れということです。
続いて天気が悪くなる兆候も紹介しておきましょう。

太陽や月が笠をかぶると雨になる

笠は高空にある氷の結晶が日光や月の光に当たり氷晶プリズムが作用して出来るそうです。
 
この笠が見えるのは、巻層雲があるからで、この雲は低気圧の前面や側面に洗われることが多いからです。
 

羊雲やうろこ雲が出来ると翌日は雨

どちらの雲も気流の出合うところに出来やすく低気圧が近付いて天気が崩れる前に見られることが多いため。
 

星がしきりに瞬くと強風が吹く

星の光がいつもより瞬いて見えるときは、上層に強い風が吹いていることが多く、これが次第に地上近くへ下りてくるため。
 

山が近くに見えるときは雨

周囲の空気が澄んでいると、遠くの山などがいつもより近くに見えますね。
 
これは低気圧の接近により上昇気流が発生しているためだそうです。
 

雨の日の釣行はうっとうしいものです。
 
ぜひ、観天望気を役立てて下さい。