狙いがタコだからといって特別の道具を用意する必要はない。
投げ竿1本にスピニングリール、あとは投げ釣り用のタコテンヤを何個か用意すればOKだ。
表が白いプラスチックで出来た投げ釣り用のテンヤで十分釣れる。
ただ、釣れるマダコが1キロ近い大型になると、用心深くなってエサがついていないテンヤでは乗りが悪いから、船釣りで使うエサ用のテンヤにカニ(イシガニやワタリガニの小型)や小アジなどを縛りつけて狙う方がよく釣れる。
道糸の先にテンヤを結んだら、あとはブン投げて探るだけ。
きれいな砂底の海底の場合は、シモリ周りが狙いだ。
ゆっくり引き釣りをしながら、テンヤが海底の起伏をとらえてゴトゴトするような場所を選んで投げる。
テンヤを引くスピードは、キスの引き釣りと同じぐらいだ。
一定のスピードで引き続けてもいいし、引いては止め、引いては止めを繰り返しながら探ってもよい。
テンヤにタコが乗ると、一瞬、根掛かりかな?と思うほど重くなる。
ここで大きく竿をあおってしっかり掛けバリに掛け、あとは道糸を緩めないようリールを巻いて取り込むのがコツ。
掛けバリにはモドリがないから、道糸を緩めると外れることがある。
マダコは一定の範囲に縄張りを持ってすんでいるから、同じ場所に何匹もいない。
だから1匹釣れたら、今度は投げる場所を変えて探るか、10mほど移動してポイントを変える。
キスと同じように足で釣るのがセオリーなのだ。