タックルや仕掛けに拘らず、常識的な落とし込みのスタイルに縛られることなく、可能性を求めて最強の落とし込み釣りを目指していくと、いろいろなことが見えてきました。
チヌがそこにいる可能性が高いにもかかわらずアタリが無いときは、通常の釣り方で良いのかを考えました。
夏場なら、まずエサはイガイでいいのか?
大きさは2.5~3.0cmでいいのか?
タナは浅ダナでいいのか?
オモリは軽くていいのか?
タックルは目印釣りでいいのか? etc.
大きさは2.5~3.0cmでいいのか?
タナは浅ダナでいいのか?
オモリは軽くていいのか?
タックルは目印釣りでいいのか? etc.
その時期、前日まで釣れていた釣り方で、全くアタリが無いときもあります。
例えば、釣れるポイントが前日までとまったく異なる場所でチヌが釣れたり、タナが前日まで浅ダナで釣れていたのが、底や底から1ヒロのところでしかアタリがないこともあるのです。
チヌは我々釣り人が思っているよりも、気配には敏感なようです。
天候が穏やかで海も凪いでいるようなときは、アタリも取りやすく気持ちが良いものですが、チヌは釣り人の気配を音や視覚で感じとり、堤防から離れて食い気もなくなるようです。
特に大会などで釣り人が何十人も堤防を移動すると、浅ダナにいるチヌはそれを感じとり、アタリが出なくなります。
潮が澄んでいる時期は、堤防に付いているチヌがよく見えることが多いのですが、チヌのほうからも釣り人を視覚で感じとり、際から離れて行くのです。
そんな時は出来るだけ自分の気配を消して、チヌにその存在を感じさせずに釣ることができると、数も釣れることができます。
使用する落とし込みのタックルはその釣り方で決まります。
目印釣りかヘチ釣りかは釣り人の好みにもよりますが、最強の落とし込み釣りをのぞむのであれば、初めからどちらかの釣り方だけに限定しないほうが良いでしょう。
状況が一変することに対応し、両方の利点をコントロールできるようになれば、厳しい時でもチヌを釣る可能性が高まります。
次回は、黒鯛道51 「落とし込み釣りのタックル考」 その3 を予定しています。