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2014年1月16日

あなたにも出来ます!シマノ2BB 実践編

皆さんこんにちは(^-^)
 
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
 
スピニングリールのチューニングについてお話を進めておりますが、今回はシマノのスピニングリールのラインローラーベアリングのチューニングの実践についてお話いたします。

11 ツインパワーでの施工例

まず最初にストッパーをOFF にしておきましょう。
 
後々の作業がしやすくなります。

写真の様に、机の上にリールを置いて作業をした方が安全です。
 
写真は右手でドライバーを回して作業する場合の設置例です。

固定ボルトをドライバーで外します。
 
無理に力を入れてベールアームを曲げない様に注意して下さい。

アームローラーには左右の向きがありますので、外す際に元々の向きを確認しておいて下さい。
 
多くは溝の左側が狭くなっていますが、そうでない物もあります。

純正ローラーブッシュの中にはBBが入っています。
 
ドライバーなどで軽く押すとBBを抜くことができます。
 
押し出す向きに注意して下さい。

外した純正パーツを並べた写真です。
 
枠線の純正パーツをチューニングパーツに交換します。

これから取付けるパーツの一覧です。
 
ローラーブッシュ・アームローラー(元々付いていた向きに合わせる)の向きに注意して下さい。

アームローラーは予め写真の様に仮組みしておきます。

アームカムにラインローラー受けを元々付いていた状態と同じ様にセットします。
 
ベールにはアーム固定軸を取付けます。
 
この時点でアームカムを起こす必要はありませんが、不用意にアームカムを動かすとバネの力で勢いよく戻りますので注意して下さい。

アーム固定軸を回していると、カチッとはまる場所があります。
 
そのままの場所に指で固定しながら最後の作業まで進みます。
 
アーム固定軸は常に後ろ側から指で押さえていて下さい。
 
テンションが抜けるとすぐに軸の位置がズレてしまいます。

ローラーワッシャーA を2枚取付けます。

仮組みしたアームローラーを取付けします。
 
左右の向きに注意して下さい。

ローラーワッシャーA を1 枚取付けます。

アームカムを元に戻します。バネの力で勢いよく戻りますので、必ず指で押さえながらゆっくりと戻して下さい。

そのまま各パーツを動かさない様に固定ボルトを締めます。
 
アーム固定軸をしっかり押さえておかないと、固定ボルトを締める際にズレてしまいますので注意して下さい。

固定ボルトを締め込む際は、あまり無理に力を入れないで下さい、強引に締めると、アーム固定軸の受け側が壊れてしまいます。

すべてのパーツを取付け終えたら、爪楊枝などでラインローラーの動作チェックして見ましょう。

軽くなぞるだけで回転する様なら、正常に取付けできています。
 
回転しない場合は、やり直ししましょう。
ベアリングチューン施工後は、メーカーのアフターサービス(オーバーホールや修理など)を受け付けてもらえないことがあります。
 
また、作業手順や取り付け方法を間違えると、リール本来の機能を失う恐れがあります。
 
チューニングはあくまで自己責任でお願いしますね!
 
次回は、リールチューニング最新攻略!~チューニング・メンテナンス実例prat01 ~をお送りする予定です。お楽しみに!