初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2014年1月9日

逆転の発想で大漁節?

熱しにくいかわりに冷めにくいのが海水の特長です。
 
だから、陸上ではすでに木枯らしの季節ですが、海の中はまだ秋の始まりくらいでしょうか?。
 
海に本当の真冬がやってくるのは、一番水温が下がる2月終わりから3月にかけてです。
 
海の中の季節の移り変わりは、だいたいですが陸上より2カ月遅れと理解しておけば間違いないでしょう。
 
さて、海が真冬の季節を迎えると、俄然、脚光を浴びる?のがカサゴという魚です。
 
関西ではガシラ、瀬戸内や山陰ではホゴ、九州ではアラカブと呼ばれている魚です。

冬にだけ脚光を浴びるから冬にしか釣れないのかと思っていたのですが、そうではなかったのです。
 
もともと狙えば一年中釣れる魚なのですが、水温が下がって釣り物が少なくなった時期だけ相手にしてもらえる可哀想な魚なんです。
 
頭でっかちで大口、スタイルもよくないし釣り味もイマイチなので評価が低いのかも知れませんが、こと食味に関しては、美味しいと太鼓判を押せる魚ですよね。
 
僕は、カサゴの煮付けが大好きです。
 
さて、カサゴは防波堤からも気軽に狙える魚ですが、まとめて釣りたいときはやはり沖釣りに限りますね。
 
そのときの沖釣りの仕掛けですが、テンビンでやる人もときどきいますが、根掛かりがひどいので胴突き仕掛けを使う人が圧倒的に多いと思います。
 
で、標準的なカサゴの胴突き仕掛けを挙げてみると、幹糸3~4号、エダス2~3号の2本バリというのが多いように思います。
 
エダスより幹糸を太くするのは、オモリやエダバリが根掛かりしたとき、仕掛け全体を失いたくないためにわざとエダスより幹糸を太くしてあるのですね。
 
もちろんこの仕掛けでカサゴは十分釣れるのですが、もっと釣りたいと思ったときは、逆転の発想で幹糸よりエダスを太くしてください。
 
たとえば幹糸を3号にするならエダスは5号にしてみて下さい。
 
3号より5号の方が水中でエダスがピンと張って、エダスの先に付けたエサがヒラヒラと動くためにカサゴの目につきやすいのです。
 
だらんと垂れ下がったエダスより、ピンと張っている方がエサは潮に揺らいで動きがいいんですね。
 
中にはエダスをそんなに太くしたら食いが悪くなる魚もいますが、カサゴには余り関係ありません。
 
もともといやしい魚なので、そこにエサがあれば見境なく飛びつく習性があるのです。
 
幹よりも太い枝。そんな仕掛けで一度カサゴを狙ってみてください。
 
きっと釣れすぎて困ると思いますよ。