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2013年12月19日

てっぱんエギを持とう

秋はアオリイカのエギングが面白いシーズンですね。
 
陸っぱりでも新子釣りが楽しめるし、船で沖へ出ることができたら、陸っぱりよりも一回りも二回りも大きなアオリイカが期待できます。
 
昔から台風が少ない年は、アオリイカが多いといわれますが、去年から結構、台風が発生しているのに今年は、アオリイカが多く型ぞろいなのが特長です。
 
すでに兵庫県の明石から出船している乗合船では、1kgクラスが結構交じるようになりましたし、数も潮回りがよければ2ケタ安打の人が増えました。
 
また、和歌山県の由良町白崎沖でもアオリイカ釣りを始めましたが、小さくて500g前後、アベレージサイズが700~800gで全体の釣果では、1kg前後のものが2、3割は交じるそうです。
 
アオリイカの成長は早いので、11月の終わりごろには1・5kgクラスも期待できそうですね。
 
さて、船からのアオリ釣りも中オモリを使ったエギングや浅い場所でキャスティングで釣らせてくれる船が増えてきましたね。
 
どちらにもそれぞれ面白みがあるので、自分の好みで選んで愉しめばいいでしょう。

さて、このような釣りでポイントになるのがエギの選び方、ローテイションの仕方でしょうね。
 
朝まずめや夕まずめは海の中が暗いので、ピンクやオレンジを主体とした明るい色目のものを選ぶというのが定番だといわれているし、日中の海の中が明るくなった時合いや浅場を流すときは、少し地味めの色を選ぶ方がいいといわれています。
 
たとえばブラウンとかグレー、濃いグリーンやパープルですね。
 
ただ、日中の釣りで周りがみんな地味系のエギを使っているとき、ただ1人ピンクやオレンジの派手系のエギを使っていた人ばかりにアオリイカが乗るということもあるので、周りのシュチュエーションをよく観察しながらエギ選びをすることですね。
 
ただ、周りではよく釣れているのに自分1人だけ、まったくアオリイカが乗ってくれないことがありますね。
 
こんなときは、エギを取っ替え引っ替えして必死に探りますが、得てしてあせればあせるほど、どんなエギを使ったらいいのかわららなくなって、ドツボにはまってしまうことが多いのです。
 
こんなときのためにかならず1個か2個、これを使ったら間違いなく釣れるという自分だけの”てっぱんエギ”を持っておくことです。
 
すると、どんなエギにもヒットしなかったのに、最後の切り札で出してきた”てっぱんエギ”には、不思議にヒットするもんなんです。
 
昔から”イワシの頭も信心から”という言葉がありますが、それと同じなのです。 
 
このエギは釣れる、と自分自身に信じ込ませたら、本当に釣れるものなんです。