冬の落とし込み釣りは、釣り場環境の温暖化とも相まって、序々に一般的になってきました。
それまでにも、特定の釣り場:工場などの温排水が出ている釣り場や、テトラ、スリットなどチヌが居着いているところでは、一部の落とし込み師がチヌを狙っていました。
全国的にみれば、冬場のエサはフジツボ、シラサエビ、地エビ、タンクガニ、イワガニ、ヘラヘラ等を使っていたようです。
1999年の12月、神戸七防で神戸黒鯛人が落とし込み釣りでチヌを狙って釣行しました。
メインのエサ、ミドリイガイではほとんどアタリが無かったのですが、クラブ員がその当時堤防の所々に付いていた、白いパイプ状の中にオレンジ色の虫が入っている不思議な生物(パイプと命名)をエサにして落とし込んだところ、アタリが何度もありチヌを釣り上げることができました。