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2013年11月21日

タチウオテンヤにお飾りを…

タチウオの釣り方には、大きく分けて2通りの方法がありますね。
 
ひとつは、東京湾や相模湾、和歌山県の湯浅湾などで盛んなテンビン仕掛けのエサ釣り。もうひとつが大阪湾で盛んなタチウオテンヤを使ったエサ釣りですね。

タチウオのテンヤ釣りがテンビン仕掛けのエサ釣りと大きく違う点は、フグのカットウ釣りと同じように掛け釣りの一種だからです。
 
テンヤに縛り付けたイワシのエサを食いに来たタチウオを、アタリの出方をみながら、タイミングを見計らって、エイヤッと引っかけてしまう釣り方です。
 
そんな乱暴な釣りは、釣趣がないでしょう、とよくいわれるのですが、決してそんなことはありません。
 
タチウオも用心して食いに来ているので、決して一発ではテンヤに飛びついてこないし、何度もテンヤにアタックしながらエサを囓り取るように食うので、コツッとした小さなアタリしか出ないために、どこで合わせたら掛かるのか悩み迷うばかりなのです。
 
さて、用心深くて気むずかしいタチウオですが、コツッのアタリが出て誘いを掛けるとさらに追いかけてきて食おうとする奴は、比較的釣りやすいのですが、やっかいなのは、コツッのアタリだけで終わってしまうあっさりした奴です。
 
肉食系のタチウオのようにガツガツとエサを食べないし、食い始めてもすぐに諦めてしまうタチウオを僕たちは草食系のタッチーと呼んでいます。
 
この草食系のタッチーが食ったときは、テンヤの掛けバリの後ろに出ているイワシの尻尾だけを食いちぎられていることが多いですね。
 
まだ、エサは3分の2以上も残っているのに、なぜか尻尾を食いちぎられたイワシのエサには、余りアタリが出ません。
 
で、やむなくエサ交換ということになるのですが、ときには草食系のタチウオばかりで常にエサ交換しなければならないときがあります。
 
このような事態を防ぐために考えだされたのか、それともただ単にタチウオの気を惹くために付けようとしたのか、真意は闇の中ですが確かにこれを装着しておくと、イワシの尻尾を食いちぎられてもアタリが出るようになりました。

さて、そのお飾りとは?。テンヤのハリに写真のようなビニールダコを装着しておくことなんです。
 
何で、どうしてという疑問もあるでしょうが、イワシの頭も信心からというではないですか。
 
簡単に装着できて邪魔にもならないので一度お試しあれ。ただし、効果があるビニールダコは、蛍光色か白いボディにピンクのストライプが入ったものに限られるそうです。