スプールを受ける部分(上の写真)の「カラー」もベアリングに交換が可能です。
この2 箇所をベアリング化することにより、ドラグが効いたときのスプール回転が向上し、ドラグの滑り出しがスムーズになるという効果が期待できます。
上記チューニングのほかに、ハンドルノブのベアリングを増やしたり、古い機種ではエンジン内部にベアリングを増やしたりすることも可能です。
いずれの場合も、ほとんどがベアリングの代わりに入っている「カラー」をベアリングに変更するチューニングですので、ノーマルの状態よりはその部分の回転効率は上がります。
スピニングリールの場合、各メーカー最上位機種はほとんどがチューニングできない場合が多いです。
このため、「セルテートをチューニングしたらイグジストに近づけますか?」、「ツインパワーのベアリングを増やしたらステラに近づけますか?」という内容のご質問を受けることが多いですが(笑)
答えは「NO ! 」です。。。
機種の違いはベアリングの数だけではないんです。
もちろん、上位機種ほどベアリングが入っている数は多いですが、セカンド機種にいくらベアリングを増やしても、上位機種に化けることはありません( 笑)
ギヤやその他の部品の品質、若干の構造の違いもあります。
せっかく気に入って使っているセカンド機種を少しでも機能向上させたい!という考えのもと、チューニングを施工するのがベアストですね!
次回以降、ベイトリールと同様、施工例や施工方法をご紹介しますが、ベアリングチューン施工後は、メーカーのアフターサービス(オーバーホールや修理など)を受け付けてもらえないことがあります。
また、作業手順や取り付け方法を間違えると、リール本来の機能を失う恐れがあります。チューニングはあくまで自己責任でお願いしますね!
次回は、リールチューニング最新攻略!~スピニングリールチューニング シマノ2BB 施工例~をお送りする予定です。お楽しみに!