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2013年10月24日

秋磯の楽しみ方(トーナメントを制する心掛け)

皆さん、お元気ですか(^^) 三重県の堀口文敏です。
 
秋磯の楽しみ方について4週連続で、お送りしてきましたが、いよいよ最終回「トーナメントを制する」と題して、ご紹介させて頂きます。
 
秋磯と言えば、各地で各メーカーさん主催の大会や各団体のトーナメントが目白押しとなってきます。
 
既に、開催され終了した大会もあると思いますが、今シーズンの天候は、皆様もうんざりするほど、台風が日本列島に訪れる機会が多く、私の地元の紀東や志摩地方の磯は、毎日と言っても過言ではないくらい荒れた状態が続いています。
 
そのため、予定されていた大会や競技会が延期となっている状態で、まだまだ、これからチャンスはあると思います。
 
そこで、この戦略をご参考にして頂けると、今までとは違った大会やトーナメントの楽しみ方が身に付くのではないでしょうか。

まず、大会とトーナメントの違いは何か解りますか?
 
通常、大会と言えば、1日を通して規定サイズの魚の匹数を設定して、その総重量で勝敗を決定します。
 
一方、トーナメントと言えば、1対1とか3人で一つの磯に上がり、3時間を一試合として、1時間毎に釣り座を交替して、その中で、一番成績が良かった人が2回戦に進んだり、3試合総当たり戦など、その試合毎に磯替わりをして対戦していくものです。
 
よって、一日中、決められた磯で、じっくりとポイントを作りあげて自分のペースで釣る大会とそのポイントその時の潮の状況や対戦相手に合せた戦いを短期勝負でするちがいがあります。
 
まず、大会の場合は、その磯のポイントを選択し、じっくりとマキエサを効かせポイントを作りあげ、グレを浮かせて釣る釣り方が有利となります。

まずは、例えば規定サイズ23cmの5匹総重量なら、そのサイズを5匹早く揃え、そして、次は、大型を狙う仕掛けに変更し、良型がヒットすれば、キープしていた5匹の中から一番小形の物と入れ替除々にサイズと重量をアップさせていきます。
 
そんな中、40cmオーバーがヒットすればかなりの確率で上位に位置する確率が高まるでしょう。
 
また、トーナメントの場合は、時間とポイントがローテーションしていくため、じっくりとポイントを作りあげている暇はありません。
 
いかに、対戦相手より先にグレの食い気を立たせ、早くヒットさせて、グレのタナを把握するかが重要となります。
 
その為には、集魚効果の高い、配合エサを混ぜ、これでもかとばかりにマキエサを入れ早く勝負に出ます。
 
この時の注意点は、とにかく潮下のポイントに入る事と、3時間の間に、その磯の潮の流れがどの様に変化するのかを読み、常に条件が有利な状態で付いて回れる順番も勝利のポイントとなってきます。
 
よく、トーナメントを制する者は、じゃんけんも強いと言われますが、正にその通り!!
 
じゃんけんに勝って、一番良い条件が付いて回るポイントや、潮回りで一番良いポイントを最後に釣る様にわざとあまり良くないポイントから入り様子を見ながら、一番良い潮になった時に、前半の方達が十分にマキエサを効かせたポイントで一気に追い上げを狙うのもスリル満点の楽しみ方です。
 
いずれにしても、見える範囲の磯で自分が一番の釣果を収めていればかなり良い成績が期待出来ると思って良いでしょう。次回は、実際の攻め方に付いてご紹介いたします。