前回、落とし込み釣りで最も肝心となる「気配」について述べました。これはチヌに限ったことではありませんが、その特性からもチヌは特に身の回りの状況変化に敏感だと思われます。
今回は湾内の秋に多く見られる潮が澄んだ状況での、ハリスと気配の関係についてお話したいと思います。
秋になると大阪湾や神戸港では、潮が澄み状況が変化することが多いのですが、そんなときはハリスが細いほうが有効なのでしょうか?
ハリスの号数(細さ)については落とし込み釣りの歴史がはじまったときから諸説言われてきました。
ある人は0.8だろうが2.0だろうがハリスの号数に関係なく喰うときは喰うよ、と言います。ある人は特定の状況下では細ハリスでないと喰わないといいます。どちらが正しいのでしょうか?