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2013年9月12日

ベイトリールの飛距離を伸ばすには?

皆さんこんにちは(^-^)
 
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
 
今回より、いよいよ「チューニング」の領域での話題に切り替えていきますよ!
 
今回は、ベイトリール、特にバス用の小型ベイトリールの飛距離を伸ばす方法についてご説明いたします。
 
「最近、飛距離が落ちたような気がする」
「十分飛んでいるけど、もう少し飛距離を伸ばしたい!」
 
このような時、どうすればベイトリールの飛距離を伸ばすことができるでしょうか?
 
「ブレーキを少し弱める」
「もう少し重いルアーを投げてみる」
「タックルバランスを変更する」
などなど、ひとまずは思いつく方法ですよね。
 
でも、
 
「いつも同じタックルバランスなのに、このごろ飛距離が落ちてきた」
「ブレーキ使わずにサミングだけでキャストしているのに、全く距離が伸びない」
 
といった場合は、どうでしょう?
 
ほとんどの皆さんが、リールの性能が落ちた!と疑いをたてますよね。
 
そんな時に、「もう少しの飛距離を!」という改造、つまり、「チューニング」が有効になってきます。
 
当社販売製品や、チューニングサービスでもご紹介している「かっ飛びチューン」がこれになります。
 
では、この「かっ飛びチューン」とはどのようなチューニングなのか、詳しく説明していきましょう。
 
 
ベイトリール、特にバス用の小型ベイトリールは、クラッチOFF でスプールが完全フリーになり、スプールが回転しながらラインを放出する機構になっているものがほとんどです。
 
スプールは「軸受け」と呼ばれるベアリングで支えられ、回転しています。

つまり、スプールフリーでの回転性能は、ベアリングの性能により左右されるということになります。
 
スプールから直接ラインを放出するスピニングリールとは違い、ベイトリールはスプールを逆転させながらラインを放出します。
 
スプール逆転の時には、軸受けのベアリングのみで支えられたスプールが回転するわけですから、このベアリングが磨耗してきたり、異物混入により回転が悪くなっていると、スプールの回転を阻害する、つまり、飛距離が伸びない、ということになるのです。
 
この軸受けベアリングを、性能の良いベアリングに交換・調整することを当社では「かっ飛びチューン」と呼んでおります。
 
もちろん、前述の「メンテナンス」という考えで、磨耗したベアリングを交換すれば、完全新品同様とはいかなくても、新品購入時に近づく性能を回復できます。
 
「チューニング」という領域では、現在のベアリング性能よりより上の性能を目指し、回転効率をあげて、飛距離を伸ばすという考えになります。
 
当社ヘッジホッグスタジオに限らず、各社からベアリングが発売されており、使用用途によりさまざまな特徴を持つベアリングが存在します。
 
 
今回は、飛距離を伸ばすための「チューニング」の理論をお話しました。
 
次回より、実際に当社での施工事例や、注意点、ご自分でチューニングする方法など、一歩踏み込んだ内容をお送りしていく予定です。
 
 
次回は、リールチューニング最新攻略!~かっ飛びチューン施工例~をお送りする予定です。お楽しみに!