日本にはいろんな記念日がありますが、7月2日が日本記念日協会に認定された「タコの日」だということをご存じでしたか?。
毎年、5月2日前後にやってくる雑節のひとつ、半夏生の日にちなんで日本各地でいろんなものが食べられるそうですが、関西では昔から半夏生の日にマダコを食べる習慣があったそうです。
これは、梅雨の最中に植えた農作物がマダコの脚のようにしっかり大地に根を下ろし、根付くことを願ったのと、高血圧やコレステロール、血糖値などを抑える効果があるタウリンが多く含まれたマダコを食べて、暑い夏を乗り切ろうという意味合いもあったようです。さらに関西では、特に明石周辺ではブランドのマダコが梅雨の水を吸って大きくなり、一番美味しい季節を迎えることも、重要なファクターのひとつですね。
さて、関西では梅雨明けを待たずにマダコ釣りが佳境に入りました。関西ではブタの脂身や鶏のもも肉、手羽、小アジやイワシなど様々なエサが使われますが、東京湾では石ガニのエサがポピュラーのようですね。
テンヤに縛り付けたエサに気付いて、マダコがスルスルと脚を伸ばし、味を確かめようとする乗る前の微妙な前アタリを察知するのは手釣りが一番ですが、ぐっと重みが乗ったときの重量感がしっかり味わえるのは、やはり釣りです。