皆さん、お元気ですか(^^) 三重県の堀口文敏です。
梅雨グレ本番と思いきや、突然の猛暑にビックリ!!です。梅雨らしい雨も降る事無く、この暑さには耐えられませ~ん(**)。
前回は、マキエサの選び方や、配合の調整方法についてご説明しましたが、今回は、マキエワークと海中観察についてご紹介したいと思います。
但し、この猛暑の中、通常のマキエワークでは、海面に所狭しと、群がり消えること無くマキエサを食べ続けるエサ取りを交わすのは至難の技です。
そこで、通常の梅雨グレのマキエワークを今回はご紹介します。
マキエサを投入し、水温の高い梅雨の時季は、エサ取りが海面に群がりサシエサの付いた仕掛けを投入してもグレのタナまでサシエサが届かないのがこの時季のグレ釣りです。
しかし、エサ取りの層を上手く通過すれば、必ず良型に巡り会えるのもこの時季ならではの魅力です。
エサ取りの層を交わす方法としては、マキエワークとサシエサ選びが重要なポイントとなります。
まず、マキエワークですが、一般的には、磯際にエサ取り様のマキエサを撒き、仕掛けの馴染んでいるであろうポイントにカブセのマキエサを入れて、エサ取りを磯際に釘付けにして釣る方法があります。
しかし、何度と繰り返しているうちに、エサ取りもこのマキエワークのパターンを学習し、効果が無くなってきます。
また、潮の流れで、沖にマキエサが効き過ぎて、とんでもない所にポイントができて仕掛けとの同調がずれてしまう事がよくあります。
そこで、私は、エサ取り用と本命用とのマキエサの投入点を変えず、サラシの出ているポイントを探して波が磯に打ち返す場所や、駆け上がってくるポイントの磯際の壁にセメントを貼り付ける様にマキエサを打ちます。
そして、壁に貼り付いたマキエサを波がさらっていく状態で海中にマキエサを効かせていきます。
この方法の利点は、駆け上がって来た波にさらわれたマキエサが海中に混ざり波が引き戻って行く時に、一気に磯際の底まで速いスピードで持って行ってくれるからです。
この事で、意外とサラシの中にはエサ取りが少なく、一気に底に沈んで行ったマキエサが丁度、サラシの切れ目や、沖の潮目で浮き上がり、仕掛けと同調する仕組みです。
この場合、タナは1ヒロか半ヒロ程度でも40cmオーバーがヒットしますので、深いタナ設定には注意して下さい。
また、サシエサについても、出来る限りエサ持ちの良い物を選んだ方が確率は高くなります。