今回は南港スリットの攻略法を述べてみましょう。
南港のスリットは高さもあり、最初は戸惑うかも知れません。7mのタモを用意しなくては大潮の干潮時に掛かったチヌは取り込めないでしょう。スリットは逆L字になっていて白灯台サイドと川筋の赤灯台サイドがあります。北東風が吹いて潮が澄みやすいとき、干潮時はマスの中の水深が深い赤灯台側が一般的には有利です。太陽が影を作る白灯台サイドは潮が濁っていれば干潮時でもチヌは喰ってくるでしょう。
潮が澄んでいるときの攻略法は、柱周りの見えチヌを気配を消して食わせるか、マスの中の穴に入ったところから2段目のマスの底近く(5ヒロ前後)にいるチヌを狙います。アタリは大きくでることが多いのでわかりやすいでしょう。
高さがあるので潮が凪いでいるときはいいのですが、午後になって南西風が吹き濁りがマスの中に入ってくると波がうねりだし、風も強くなって短い竿では細かいアタリがとりにくくなります。できればヘチ釣りで狙うときもうねりが高くなれば3.5m前後の竿の使用をおすすめします。うねりについて竿を上下して止まりのアタリを聞き合わせでとっていきましょう。
夕方になれば大型のチヌもマスの柱裏や穴の入口付近で捕食することが多く、年無しを釣り上げるチャンスが高まるでしょう。
次回は、黒鯛道39 番外編 「夏のスリットケーソン攻略、北港」 の予定です。