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2013年6月27日

黒鯛道37 「初秋の落とし込み釣り」 

9月に入ると涼しい日も序々に増えて、チヌたちの食欲も又活発になっていきます。
 
エサは、堤防にイガイがついていればイガイを。イガイが落ちてしまったあとはフジツボ、さくら貝等の白系のエサがメインとなります。
 
風向きも変わりだして潮も透けていき、チヌの姿を見かける機会が増えてきます。
 
秋の落とし込み釣りは目印を使ってチヌを釣ることが多く、タナは3ヒロまでを中心に狙います。
 
出来るだけ軽いガン玉を使うか、内オモリでスライダーしながら上層のタナを丁寧に落としていくと効果が高いでしょう。
 
潮が澄んでいれば当然、チヌからも人の姿を認知される確率が高まります。
 
堤防から1m弱、離れて海面に影を落とさず、足音もたてないように忍び寄れば見えチヌも釣ることが可能になります。
 
場合によっては、水面直下のイガイなどの層にピタッとついているチヌを見ることもできます。
 
この時期はヘチ釣りでアタリがないときでも、軽いオモリでフワフワと落ちていくエサに敏感に反応することが多いので、出来るだけ目印を使うことをおすすめします。
 
もちろん、障害物周りや濁りの入った堤防、チヌがスレていないところ、は別ですが、目印特有のスライダーや1cmにも満たない小粒のイガイを使えるメリットを活かすと思いがけない釣果に恵まれることがあるでしょう。
 
目印の素材はいろいろとありますが、最も一般的なのはバルサ材をビニールパイプに入れて浮力を持たせた仕掛けでしょう。
 
海面に浸かるとバルサ材は水を吸って重みもつくため、張りを維持しながら小さなアタリをとることができます。
 
次回は 黒鯛道38 「晩秋の落とし込み釣り」 を予定しています。