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2013年6月20日

長いのお好き?それとも短いのがいい?

何のお好み?かと叱られそうですが、実はノマセ釣りのハリスの長さなんです。
 
生きた小魚をエサにフィッシュイーターを狙うノマセ釣りは、実に楽しい釣りですよね。竿先に前アタリが出たあと、いつ来るか、もう来るかとワクワクどきどきしながら待つ間の楽しみに加えて、釣れる魚が普通のエサ釣りより大きく、しかも美味しい高級魚ぞろいというのがたまらない魅力ですね。
 
ターゲットになるのは、ブリやヒラマサ、カンパチなどの青物に加えてヒラメや大ダイにスズキやマハタなどもOKですよね。
 

そんな魚を狙うときに貴方はハリスの長さをどれぐらいにしていますか。
 
いろんな人の釣りを見てきましたが、平均するとハリスの長さは1ヒロ(約1・5m)前後、短い人でも1mぐらいですね。
 
ハリスを長く取る人の意見は、エサにする小魚をハリに刺したとき、よく動き回ってフィッシュイータにしっかりアピールするから食いがいいという答が圧倒的に多かったのです。確かにこの意見は無視できませんね。
 
でも、これは釣り人ではなく船長から何度もこんな意見を聞きました。
 
泳がせ釣りのハリスは、長いのより短い方が勝負が早いし、フィッシュイーターに食われる確率が高いというのです。
 
ハリスが長いと、確かにエサがより自然に泳ぎ回って食いがいいように思うけれど、フィッシュイーターにアピールする度合いからいえば、ハリスは短い方がエサがよく暴れてよりインパクトのある動きをするというのです。ハリスが長いと自由に泳げる利点はあるのですが、その自由な動きはフィッシュイーターに訴えかける訴求効果が薄いというわけです。
 
その点、ハリスが短いと自由な動きが制限されるために、その制限から逃れようとして余計にエサが暴れるために、訴求効果が高いというわけです。
 
これは、沖釣りだけでなく海の釣り堀でも経験しました。ブリやカンパチを小アジのエサで狙うときに、極端にハリスを短くする人やハリスに大きめのオモリを打ってエサの動きにブレーキを掛ける人がいるのです。
 
見ているとハリスを長く取っている人より短いハリスの人やオモリを打っている人の方が実際によく釣るのです。
 
以前に出かけたヒラメ釣りの船宿で、名手といわれる人の釣りを見ましたが、その人も極端な短ハリスでした。ハリスが短い上に孫バリもつけず1本バリなのです。
 
それでも他の人よりよく釣るのは、何が原因なのでしょうか。それはやはりハリスの長さが関係しているとしか思えません。
 
そこで結論。
ノマセ釣りのハリスの長さは、長くても1mまで。50cmでも十分釣れる、と思って一度試してみて下さい。