三重県の堀口文敏です。梅雨入りしたものの、なかなか纏まった雨も降らず、蒸し返す暑さが続いておりますが皆さん、如何お過ごしでしょうか?
この時季のターゲットと言えば、やはりグレでしょう。雨がしとしと降る中で狙うグレは、とても魅力があります。
また、この時季になると、私の在住する三重県では、通常は、日の出から14時頃までの時間帯で磯渡しが行われますが、11時頃から日没まで竿が出せる半夜釣りが始まり大型のグレが夕マズメに爆釣する事も珍しくはありません。
この時季のグレの魅力は、一年を通して一番活性が良く、なんと言っても強烈な引き味が楽しめる事です。
また、この時季に釣れるグレは、良型が多く、時には潮目や本流を狙うと尾長グレの良型にも巡り会えるチャンスがありとても魅力的です。
しかし、水温も高くエサ取りの活性も高い為、なかなか良型のグレを手にする事が出来ないと言う難しさもあるのです。
そんな、魅力ある梅雨グレに焦点を当ててポイントの選択、エサの選び方・使い方、効果的な仕掛け作り、エサ取り攻略法やマキエサワークに付いて、4回に分けてご説明したいと考えております。
まず、手始めに梅雨グレのポイントの選定ですが、朝と夕方の時間帯や潮の状態、天候によって様々なポイントの選定があると思います。
まず、時間帯によるポイントの選び方ですが、朝一番の狙いはやはり、磯際を狙うと効果的です。
また、夕マズメのゴールデンタイムと言われる時間帯は、サラシの切れ目やサラシが沖に伸びて潮目とぶつかっているポイントが狙い目となります。
いずれも、エサ取りの動きを観察する事が重要で、エサ取りがポイントの見極めを教えてくれると言っても過言ではありません。
具体的には、朝の磯際を狙っている時は、マキエサは撒かず出来る限り静かに仕掛けを投入し仕掛けを馴染ませます。
何故なら、この時季の活性の高いエサ取りは、マキエサが水面を叩く音や、仕掛けが着水する音だけで反応してくるからです。
そして、仕掛けがグレのタナに上手く馴染むと一投目から良型に巡り合えます。そして、エサ取りがサシエサの匂いや仕掛けに反応し出すと、グレのタナまで仕掛けが馴染まず釣りになりません。
その反面、夕マズメは、エアサ取りの猛攻撃を受けますが、グレが集まりだすとピタッと不思議なくらいエサ取りがいなくなりサシエサが残ってくる様になるのです。
そうなれば、ゴールデンチャンス到来!!今までエサ取りにストレスを感じていた状態が嘘の様に良型が連発し一気にストレスが解消されます。
また、昼間や雨の日は、エサ取りが消えること無くマキエサに群がり続けるので、マキエサは足下に撒き、沖の潮目や本流筋をダイレクトに狙う遠投ポイントが有利となります。
この様な感じで、今シーズンの梅雨グレを満喫出来る様に次回は、撒きエサやサシエサの選び方についてご説明致します。是非、お楽しみにして下さい。