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2013年6月13日

黒鯛道36 「8月の落とし込み釣り」

梅雨が終わりを告げる7月20日前後は、気温も最高に上がり夏真っ盛りとなります。
 
その時期から8月のお盆ぐらいまでは、一日中釣りをしていると熱中症にかかる危険が高くなりますので、朝、夕方を狙い目にして昼間は避けたほうが賢明です。
 
梅雨時にはイガイ一本で良かったエサも、晴天が続いて潮も赤潮や苦潮がまわってくると、チヌも食い渋ってくることがあります。
 
イガイも口を開いて堤防から落ちていくことが多いので、エサ変わりに注意しながら落とし込みましょう。
 
一文字の盛夏の釣りは、それなりに状況を判断しながらエサやタナ、風、潮を読んで自分なりの釣り方を考えます。
 
通常はイガイの一枚掛け、ダンゴで上層を中心にケーソンを探ります。アタリがなければ、次に1cmにも満たない小さなイガイを使ってスライダーで上層を探ります。
 
それでもアタリがないときは、大胆にタナを変えるか、エサを変えて行きます。
 
潮が高いときはフジツボで上層狙い。フジツボも普通のサイズの1個掛けではなく、極小サイズのフジツボを1~2個掛けする方が実績があります。
 
タンクガニでやや深い目のタナ、2ヒロ半~3ヒロを探ることも有効です。状況によっては暑い時期には通常使わないパイプや、アオコガネなどの虫エサを使っても良いでしょう。
 
釣れるポイントも日によって変化することが多いのです。前日まで一文字の真ん中付近で釣果が集中していても、翌日には赤、白の灯台周りでしか釣果が見られないこともあります。
特に大会が開催される競技場所は、前日の下見で好釣果があったところは当日、釣果が伸びないといったことはよくあることです。釣りや自然の状況に絶対はありません。自分の経験、感性を信じて学習を繰り返し、落とし込み釣りの極意を体得していってください。
 
次回は 黒鯛道37 「初秋の落とし込み釣り」 を予定しています。