皆さんこんにちは(^-^)
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
リールチューニング最新攻略!ということで、今まで理論的なお話ばかりでしたので、前回に引き続き、少し趣向を変えて、実際のメンテナンスの様子などをご紹介して行きたいと思います。
前回はベイトリールのメンテナンス風景をご紹介しましたので、今回は、スピニングリールのメンテナンスです。
1機種のみではなく、状況により「こんな状態になってます」という感じでさまざまなシチュエーションをご紹介いたします。
ベイトリールも、スピニングリールも、通常皆さんが釣行毎に行うメンテナンスでは、ギヤボックスを開けることはまずないと思います。
ただ、スピニングリールの場合は、シマノでは「点検口」というものがあったり、ダイワでは本体カバーを取り外せばギヤ部分に注油することが可能な機種があります。(すべてのリールがそうではありません)
結構皆さん、この部分からグリスやオイルをスプレータイプのケミカルで「シュー」とやってませんか??
メーカーの取扱説明書にも「メンテナンス方法」として紹介されていますが、ギヤボックスに外部からむやみに注油することは、結構危険を伴うんです。。。。
オイルを注油してしまった場合。。。。
注油直後は、びっくりするくらい回転が軽やかに、スムーズになることが多いですが、これは大変危険です( 笑)
オイルが効いているうちはいいのですが、釣行中にだんだんオイルが飛び散って、最終的にはギヤの表面がドライになってしまうこともあります。
また、オイル注油により、せっかく皮膜を作っているグリスを流してしまうこともあるんです。
オイルとグリスの違いについては、以前のコラムをご参照くださいね。
代わって、グリスをスプレー注油した場合
オイルよりは危険性は少ないですが、スプレーで注油した場合は、シャフトやボディの隙間に余分なグリスを注油してしまうことが多いです。
その一例がこちら