一年のうちで一番釣果が安定していると思われるのが梅雨時だと思います。水温が適度に上昇し、チヌの主食であるイガイも堤防の上部に多く繁殖し、程よい大きさに成長してチヌの食い気を誘います。曇りや雨の日が多く、釣り人の気配も消してくれるでしょう。
全国の梅雨入りは地域によって異なりますが、関西では例年、6月10日前後に梅雨入りをして7月20日に梅雨明けをするのが一般的です。この時期のエサはイガイを中心にフジツボ、カニエサをサブに釣行することが多いのですが、エサの調達も比較的簡単に採取できることが多いと思います。
6月の中旬以降の落とし込み釣りは上ダナ狙いがメインとなります。目印を使ってイガイを足糸がけや、内オモリにしてスライダーでチヌを狙います。
大阪の南港のセル石や宇部波止では、この時期の落とし込み釣りでボーズになることはほとんどありません。