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2013年5月16日

磯チヌ(クロダイ)攻略・・・ペレット。

皆さんこんにちは。「ペレット」ってご存知ですか。
 
ペレットは魚肉や麦、おからなどから作った養殖魚の餌です。もともと海には存在しませんが、養殖業を営んでおられる漁業者にとっていつでも安定的に得られて、しかも栄養の高い餌として、エンクロージャーの中で時間を決めて与えている餌がペレットです。
 
もともと乾燥していますので、海に撒いた瞬間はしばらく浮いています。次第に水を吸って柔らかくなって砕けて溶けていきます。消化吸収がいいので、毎日のように与えても大丈夫だし海も汚れません。
 
こんな養殖をおこなっている入り江の中で育つ天然の魚も次第にコワリの周りに居ついて、難なく餌にありつけると言ったところから、釣りに使用する餌もペレットを使うことが多くなりました。
 
ただ、もともと乾燥させているので針に刺さりにくいので、釣り人はアレンジしてダンゴ状にして使っています。
 
しかも集魚性の高いアミエビを混ぜたりイワシのミンチを混ぜたり。時には旨味成分のグルタミン酸を混ぜたりもしてます。
 
たとえば、瀬戸内地方でよくつかわれる「生ミック」はきめの細かいダンゴにアミエビも細かくして混ぜています。筏でよくつかわれます。

マルキューから出ているダンゴ系の餌もよく使われます。少し違うのはフカセ釣りなら比重は軽めで使用したいし、バラけはじめが1~2分後という速さであってほしいので、小さめにとって針を隠すように装着して、海水につけますと徐々に表面化ら溶けていきます。
 
それができるのが「魚玉」という商品です。当然旨味成分も多く入っていて集魚効果も高いとされています。
 
堅く握れば5~10分持つこともあります。こうなると餌取りの対策にもなります。大きくしたり小さくしたり、その時のイメージで質量が帰られるという利点を持っています。
 
そんな感じで、ペレットを主食みたいになっている釣り場は湾の中にあることが多く、釣る場所が始めから湾内と思ったら、ダンゴ餌を持っていくことをお勧めいたします。
 
刺す餌が団子の場合、撒く餌はどうするか疑問に思われると思いますが、すでにそう言った釣り場はペレットで撒き餌の効果が出ており、すでに魚が集まっているわけですから、活性を上げる目的で少量のオキアミ、アミエビと配合餌をたっぷりと入れて、匂いや濁りを演出できればいいかと思います。
 
警戒心が薄れて、活性が上がり、普段の安全な餌と思って一気に食ってきます。特にコワリ筏の周りは大きなクロダイがうようよしています。