皆さんこんにちは(^-^)
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
今回は、リールのメンテナンスやチューニングに必須の「グリス」についてお話いたします。
リールのメンテナンスの際に、オイルとグリスを使い分けましょうというお話をさせていただきました。
使い分け方法についてはこちら(リンク)をご参照ください。
先週のコラムで取り上げましたオイルとは違い、グリスは粘度が高いため、グリス自体の回転初期抵抗は大きく、超高速は苦手です。
さらに冷却効果もそれほど高くないのですが、拡散性は小さく、比較的長持ちします。また粘度が高いため漏れも少なくなります。
その為、リールの中でグリスの使われている箇所は、ギヤなどのエンジン部分や、防水機能の必要な部分に使われており、通常皆さんが釣行後に行うメンテナンスではなかなか使う機会がないと思います。
また、本来オイルを注油すべきところにグリスを入れたり、逆にグリスを入れる必要があるところにオイルを注油してしまうと、リール本来の機能を損なうばかりか、時にはギヤ破損などの取り返しのつかないトラブルになることがあります。
過去のコラムの、メンテナンス方法や、オイル・グリスの違いをもう一度ご覧頂き、注意してメンテナンスを行ってくださいね!
グリス塗布については、「ある程度分解経験がある」ユーザーを対象としたお話となってしまいます。くれぐれも無理に挑戦はされないでくださいね(^-^)