一口にウキと言ってもその役目はたくさんあります。
ウキは一般的に仕掛けの途中にあって狙う魚とその場所や使い方によってウキの位置と針の位置が大きくはっきり違いが出ます。
沖釣りでウキを使うと言うと、深いタナまで落とすための錘に適合したウキ。
そしてその錘は30号~100号と狙うタナと潮の速さによって号数が決まります。
魚のいるとされる場所をタナと言いますが、そのタナ以外は瞬時に通過したいところなのです。
それで大きな錘でウキ下20ヒロ~40ヒロが当たり前な沖釣りの世界。
磯釣りの遠投のかご釣りもそれに近いものがあります。
そしてウキが最もシンプルで居て奥の深いところがメジナ釣りやクロダイ釣りの世界です。
いって見れば場何の変哲もない木を削って塗装して小さい穴をあけて糸を通し・・・とごく簡単なものなのですが、磯釣りでなぜにこれが様々な役目をしているかをひも解くとウキの役目として
1、仕掛けを遠くに飛ばす。
2、潮に乗せて潮の動きに仕掛けが入るようにする。
3、アタリを取る。
4、仕掛けの回収が速い。
5、タナ取りが解りやすい。
6、集中力が養える。
7美しい。・
・・などと釣り人が求める要素をいくつもかねそなえているところです。
さらにウキごと沈ませて行って水中の中の潮に合わせると言った高等技術や餌があるときとない時の見分けのつくウキなども使いこなせて初めて解る仕組みなど、多種多様に存在力があります。
よくウキを自作している人がいます。
市販品の値が高くて自分で作っていると言う人もいるかもしれませんが、ウキ作りは大変難しいので市販されているものレベルで作ろうとしても、まずは美しさもさることながら、錘負荷の精度、バランス、安定度などどれをとっても市販のものを買う以上にコスト高につながり決して安いものではなくなります。
私的には特に最近の釣研から出ているウキが最も好きですし、絶対の信頼をおいています。
海水を使って実際に浮力を確認して、餌があるときとない時、針の大きさによる浮力負荷の差異など細かく確認したうえでの商品化なのです。
更に全遊動という新しいウキの使い方は、魚の食い出すタナをいち早く見つけ出すのに最も有効な手段です。
こういう風に釣り人が求める釣り方にマッチしたアイテムを持っているウキこそがいいウキと思います。
では次回ウキの具体的なサイズに関して書いてみたいと思います。