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2013年3月21日

子供を釣り好きに育てるには…

皆様こんにちは~。ようやく春めいてきましたね~。そろそろ春休みだし、ファミリーフィッシングにお出かけしませんか♪といいたいところですが、水辺の春は一足遅くて、まだまだ水温も低く、お魚も低活性で、釣りに厳しいシーズンであることには変わりないですよね。
 
ファミリーフィッシングの王道である、釣り公園の釣果をチェックしても…、まだまだ修行チックな寂しい釣果のオンパレードですねえ。そこそこ腕を上げて、修行のような一日も楽しめるキッズならともかく、入門のお子ちゃまが退屈しらずで楽しむにはまだ難しい時期ですよね。いまは焦らず好機を待ちましょう~!
 
ちなみに我が家は、毎年春は、管理釣り場のアマゴ釣り&温泉を楽しんでいます。だって、海はまだきびしいですもんね~。

娘5歳のころ。ハゼ釣りデビューの誇らしげな笑顔

さてさて、今回のテーマは「子供を釣り好きに育てるには…」です。
 
釣りに連れていけば釣りが好きになるか、といえばそうでもないです…。私のまわりには、釣りの大先輩がたくさんおられますが、子供も釣り好きかというと、意外にそうでもなくて、お父さん一人で釣りを楽しんでいるお宅がほとんどではないかな…。
 
まあ、お父さんは一人で楽しめれば、それで十分かもしれないけど、お母さん釣り師のワタシ的には、子供も釣り好きになってもらって、みんなで行けるほうが、釣行しやすいんですよね~。(なーんて私も我慢できず一人で船に乗ってしまうのだけど…)
 
釣りって、楽しさがわかると、どんどん追求したくなるし、はまってしまうと抜けられない、奥が深~い趣味第一位ですよね。ただ、最初がとっつきにくいというか、間口がむちゃくちゃ狭いんですよね。釣り人未満の初心者にとって、最初は難しいことが多くて…。自分が好きな釣りの喜びを、子供にも共感してもらうというのはなかなか簡単なようでむずかしいのであります。
 
だからたいてい、最初って釣りの準備もエサ付けもキャスティングも、ぜ~んぶお父さん任せ。仕掛けを入れて、アタリを待って、合わせて魚がかかってから「よし、巻け~!」ってな具合で竿を持たせてバトンタッチ。子供たちはただぐりぐりと巻くだけで、いきなり生命反応に満ちた竿にどきどきして、興奮状態でお魚と対面♪釣りのデビューってこんな感じですよね。ようこそ釣りの世界へとなるわけです。
 
まずは、釣り味を楽しんでもらえれば大成功♪だからもちろんそれで十分なんですけど、でもね。でもね。ここから先も、本当は大事なんですよね~。

息子1歳の釣りデビューは、キロ級のタコでした(笑)

釣りって、なにが楽しいかというと、魚に出会うまでのプロセスですよね。そんなの子供なんだから魚かかったの巻いたらいいじゃん~。とおっしゃるかもしれないですが、釣れた竿を渡して巻くだけだと、そのうち子供って、飽きてしまうんですよね…。というか、巻き巻きって、釣りの楽しみの一部でしかないんですよね、ホントは。子供とはいえ、そこに至るまでを子供なりに楽しめたら、もう立派な釣り人誕生です。
 
釣れたではなく、自分で釣った!お父さん僕がつったよ!と楽しんでもらえるように、ぐりぐり巻き巻きから、一歩一歩、スモールステップで、子供にも自分で釣った楽しみを味わってほしいな~って思うんです。
 
まずはハリを持たせてぎこちない手でエサつけを練習させましょう。きもちわるい、クサイなんていいながらも、真剣に集中しているのがわかります。振込みはちょっと難しいからここだけ交代か手を添えて、でもなれてきたら振り込みやキャスティングも教えてあげましょう…。うんと手前にぽちゃん♪でもいいんです。
 
自分で竿を持たせて、振り込ませると、なんだか気持ちの入り込み方も違ってくるのが、隣で見ていてわかります。
 
わくわくする期待感から、釣りのプロセスをひとつずつ楽しんで、アタリというコンタクトを得て、生命感を体感して、ようやくゲットした一尾。釣ったぞ!という成功体験が、これからの釣りに繋がる大事な最初の出会いだと思うんですよね。
 
そのためにもパパさんママさんには「子供の背丈に合わせた釣り」をセレクトしてもらって、素晴らしい釣り師デビューをさせてあげてほしいなって思います。
さて、どんな釣りがいいかな~。基本はやっぱり釣れる釣り!なのです。
 
次回は、我が家の体験をもとにした、ファミリーフィッシングデビュープランについて書いてみたいと思います~。