最近のほとんどのリールは、水洗いOK機種が多いですが、一昔前のリールや一部の機種は「水洗い不可」のものがありますので取扱説明書やメーカーのカタログ・ホームページで必ず確認してから水洗いをしてください。
水洗いOKのリールでも完全防水のリールはありません。ですから、万が一海水やマッディーな淡水が入り込んだ状態のまま放置すると、水分が蒸発し後は塩や異物だけが残ります。これが原因で、俗にいう「ゴリゴリ感」が発生してしまうことが大変多いです。
水洗いといっても水没させるような洗い方は厳禁。シャワーで洗うのがベストです。この仕事をしていて、お客様から「冷水で洗うの?温水で洗うの?」とのご質問をよく受けますが、普通に水道水そのままでOKですとお答えしています。もちろん温水でも大丈夫ですが、あまり温度を上げてしまうと、必要な油分を溶かしてしまうことがあります。海水・淡水問わず、フィールドの水温をご想像いただければ、一番わかりやすいと思います。
洗い終わったら、表面の水分を拭き取って陰干し。これで外側の清掃は終了。リールが乾いたら注油です。
【洗浄時の意外な盲点】
・洗浄前にドラグを目一杯しめる!
・ドボン!水没は絶対にダメ!
・乾燥させるときはドラグゆるゆるにして陰干し!
この3点気をつけていただければ、釣行後のメンテナンスの大半が終わったようなものです。